せっかく、わずか20分でさっぱり楽々な大満足な髪型にしてくれる美容師さん、洗髪+ヘアカット+ドライヤーセットで5000tg(約480円)というお得価格でやってくれていたPOLAが閉店に・・・

引っ越した、という話はきかないからやっぱつぶれてしまったのだろうか・・・

モンゴルのお店は浮き沈みが激しいです。
いろいろな季節産業があるのかなー、と観察。

たとえば・・・
私達の会社は、一応、政府奨励産業のひとつ、観光業系ということで登録されているツアーオペレーターです。
でも、この旅行という産業、主に6月から9月くらいまでがピーク。
年間平均気温0℃、プラス・マイナス40℃といった感じの極端な内陸高原気候のため、「モンゴルの冬もいいですよー」といくら、いろいろな旅行関係者がアピールしたところで、身の安全の保障が第一、という日本的な観光産業を対象にするのはリスク多すぎです。

個人旅行で友達を訪問、とかある程度の覚悟が出来てる人ならいいけど、、、。
凍傷やアイスバーンでのスリップ事故、風邪をこじらせて肺炎・・・
悪いこと考えるとやっぱり大変。
地方の宿泊施設も冬は維持費が膨大にかかるため、閉鎖っていうところが多いしね。

なので、やはり今ぐらいの時期から氷点下になるまでくらいが、一般的な観光シーズンなのです。

ゆえに、大体の旅行会社、約300弱のツアーオペレーター、約400弱のツーリストキャンプ・ホテルなどの宿泊施設経営など、トータル500ちょっとの観光産業に携わる企業は大抵、多角経営のグループ企業の一角を担っていたり、夏に稼ぎ、冬はスタッフともに充電・営業・新企画作成期間に当てている、というところが多いです。

モンゴルは学生の夏休みがとっても長く、5月末くらいから9月1日まで、まるまる3ヶ月がお休み。
外国語ができる(あるいはできるつもりの)学生さんに人気なのが旅行ガイド。
ちょうどニーズとシーズとソフト面で合致しております。

飲食店やサロン系がオープンしたり、つぶれたり、新陳代謝が激しいのも今頃、6月くらいです。
夏になると、都会人もちょっぴり夏の拠点に「移動」する根っからの移動の民・モンゴル人。
大抵、「ラーガリ」・「ゾスラン」と呼ぶ夏の避暑地を持っています。
別荘地に行っているからといって仕事を休むわけではなく、宮仕えの人々は車、あるいは乗り合いバスで通勤するのです。

ゆえに、ウランバートル中心地の人口はかーなり減ります。
なので、中級クラス、学生ターゲットあたりの喫茶店、カフェレストランなどは、常連客が夏休みに入ってしまう3ヶ月間の間は、旅行者向けにマーケティングをシフトしないと新学期まで体力がもたなくなっちゃうのです。

改築、増築工事をするには、氷点下になるとセメント・コンクリートを練ったりするのが大変。
また、高級感あふれ、おしゃれで外国人やセレブ金持ちモンゴル人狙いのカフェやバー、レストラン以外の飲食産業、エステ・美容院系産業にとっての夏休みは、日本におけるニッパチ(日数が少ない2月と、お盆休みなどがある8月はお客さんが少ない、といわれる)以上にダメージが大きいといえましょう。

POLAサロンがあったのは、国会議事堂裏ということで立地条件はよかったのですが、顧客層をおしゃれな学生さんあたりにしてしまったため、卒業シーズンが終わったあたりで、客が激減、維持が大変になっちゃったのかなー。。。

単なる改装で、夏終わりから復活だったらいいんだけどさ。。。
看板まで外しちゃったとなるとやっぱりだめ、、、?

そういえば、道路交通観光省の北側にあった日本の定食屋っぽかった「富士JAPAN」もふと気がついたらなくなってました。

塩ラーメンを頼んでも、味噌ラーメンを頼んでも、なぜか一度は頼んでいないパイタンラーメンが出てくる、、、というチャレンジャーなお店で、昼飯時の客の入りは悪くなかったと思ったんだけどなー。
まぁ、ラーメンについては、ワンゲル時代の山の上で食べた「○タイ棒ラーメン」の方が美味しいかも???という感じだったけど。

家と職場の近くで日本っぽい雰囲気を味わえるお店は、もはや「NARA」しかなくなってしまった。

ここはラーメンはまじ、うまいです。
モンゴル国産小麦を使って、お店で製麺もやっています。
日本のプロのラーメン屋さんが指導に来たんだそうです。
去年、まだわれらがCAFE/ANDをやっていた頃、モンゴル側の日本語ベラベラ青年が連れてきてくれてお話しました。
チャーシューも美味しいです。チャーシュー麺は、5500tgで丼の表面びっちりチャーシューです。

昼飯時に行っても、空いていて、すずしー雰囲気なのでちょっと心配。
この夏は日本からのお客さんもいっぱい来ると期待しつつ、ぜひ、応援してあげてください。

地元民が常連さんの飲食店は、秋・冬に商売の重点があると思うんですが、多分、日本食系で勝負の人たちは夏の観光シーズンに勝負をかけているんだと思います。

場所は、テンギス映画館から国立自然史博物館に行く途中、ブロックとしては、テンギス映画館があるところの東端っこから3軒目くらい。隣がしょぼーいスーパーマーケットとアクセサリー店です。
車止めスペース、一応あります。

というわけで、おいらが楽しみにしているチャーシュー麺が消えないように、夏場にモンゴルにいらっしゃる皆さん、応援お願いします。