なぜ、モンゴル民族が人類史上最大の帝国を築くことができたのか?
モンゴル史をちょっとでもかじろうと思ったら、あるいはモンゴル語を学ぼうと思ったら、避けて通れないのが、モンゴル帝国ってなんぞ?ということ。
そのわりに文字文献が少ないんだなぁ。。。これが。
しかも日本語で読めるものはかなり限られている。
代表的なのが「モンゴル秘史」。「元朝秘史」とも呼ばれている。
モンゴル口承文芸、モンゴル史、モンゴル民俗学、当時の遊牧文化、帝国史、諸々が凝縮されている口碑を、モンゴル語の漢字音訳したもの。それがまたモンゴル文字になって・・・という話ですが、とにかくややこしく、現代モンゴル語では死語になっている単語てんこ盛り。
中世モンゴル語は、大和言葉のようなもので、なかなか含蓄があり、韻を踏んでいてモンゴル語で聞くと心地好い。
通読するのは至難の業。
漢字の音読みに、さらに漢文の解説がついているのだが、ごちゃごちゃと、とにかく読みづらい。
1990年代初頭はモンゴル文字復興の機運が高まった時代。
モンゴル文字で書かれた元朝秘史が続々と登場。
縦文字のフォントも非常によみづらく、乱視の私にはつらかった。
授業前には、大学図書館に収められている「モンゴル秘史」村上正二(むらかみまさつぐ)1-3巻を奪い合うことになる。
モンゴル秘史―チンギス・カン物語 (1)/村上 正二

¥2,940
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でも、これは日本語自体が解説だらけで非常に読みづらいので、大まかなあらすじは、
井上靖著「蒼き狼」のほうがよっぽど平易で面白い。
蒼き狼/井上 靖

¥660
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世界の覇者・チンギスハーンの素顔を知りたい人は、新潟大学助教授・白石典之先生の著作がお勧め。
モンゴル現地での考古学調査を地道に続けて今年で20年目。
モンゴル語もべらべら、ロシア語もバッチグー、中国語はむかーしむかしの文献から今のものまで読めちゃうし、英語もドイツ語もそれなりに、、、というすごい人です。
初めて、モンゴルで学術調査の通訳の仕事をした時、白石先生も考古学チームの一員として調査の中心となっていました。そのとき、まだ20代。頭脳明晰なのに、遊びも大好きで永遠の少年のように魅力的な人です。
去年は、モンゴル帝国800周年ということでずいぶんテレビにも登場していたからご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。
チンギス・カン―“蒼き狼”の実像/白石 典之

¥798
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チンギス=カンの考古学/藤本 強

¥2,625
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上記は、日本人の大物モンゴル研究者、あるいはモンゴル研究者や東洋史学者の書いた文献が中心ですが、今日届いた本、「パックスモンゴリカ」はアメリカ人の文化人類学研究者の本を、英語から星川淳さんが邦訳した、というちょっと変わった本です。
欧米人の視点から、1990年代以降のモンゴルで調査をしながら考察したモンゴル帝国の成り立ちやチンギスハーンの一族と帝国支配下の民族・部族・国家との関係などを論じたものです。
歴史書、というよりは壮大な歴史ロマン小説を読んでいるかのよう。
新しい視点、特に、モンゴル人がなぜキリスト教を受け入れたか、といった説明がアメリカ人らしくて私にとってはとても面白く、モンゴル、というものをどうとらえるのか、わくわくしました。
パックス・モンゴリカ―チンギス・ハンがつくった新世界/ジャック ウェザーフォード

¥2,625
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モンゴルと日本の国交樹立35周年を記念して、興味を持っていただけると嬉しいです。
私の本棚の結構いい位置を占める本を紹介してみました。
モンゴル史をちょっとでもかじろうと思ったら、あるいはモンゴル語を学ぼうと思ったら、避けて通れないのが、モンゴル帝国ってなんぞ?ということ。
そのわりに文字文献が少ないんだなぁ。。。これが。
しかも日本語で読めるものはかなり限られている。
代表的なのが「モンゴル秘史」。「元朝秘史」とも呼ばれている。
モンゴル口承文芸、モンゴル史、モンゴル民俗学、当時の遊牧文化、帝国史、諸々が凝縮されている口碑を、モンゴル語の漢字音訳したもの。それがまたモンゴル文字になって・・・という話ですが、とにかくややこしく、現代モンゴル語では死語になっている単語てんこ盛り。
中世モンゴル語は、大和言葉のようなもので、なかなか含蓄があり、韻を踏んでいてモンゴル語で聞くと心地好い。
通読するのは至難の業。
漢字の音読みに、さらに漢文の解説がついているのだが、ごちゃごちゃと、とにかく読みづらい。
1990年代初頭はモンゴル文字復興の機運が高まった時代。
モンゴル文字で書かれた元朝秘史が続々と登場。
縦文字のフォントも非常によみづらく、乱視の私にはつらかった。
授業前には、大学図書館に収められている「モンゴル秘史」村上正二(むらかみまさつぐ)1-3巻を奪い合うことになる。
モンゴル秘史―チンギス・カン物語 (1)/村上 正二

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でも、これは日本語自体が解説だらけで非常に読みづらいので、大まかなあらすじは、
井上靖著「蒼き狼」のほうがよっぽど平易で面白い。
蒼き狼/井上 靖

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世界の覇者・チンギスハーンの素顔を知りたい人は、新潟大学助教授・白石典之先生の著作がお勧め。
モンゴル現地での考古学調査を地道に続けて今年で20年目。
モンゴル語もべらべら、ロシア語もバッチグー、中国語はむかーしむかしの文献から今のものまで読めちゃうし、英語もドイツ語もそれなりに、、、というすごい人です。
初めて、モンゴルで学術調査の通訳の仕事をした時、白石先生も考古学チームの一員として調査の中心となっていました。そのとき、まだ20代。頭脳明晰なのに、遊びも大好きで永遠の少年のように魅力的な人です。
去年は、モンゴル帝国800周年ということでずいぶんテレビにも登場していたからご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。
チンギス・カン―“蒼き狼”の実像/白石 典之

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チンギス=カンの考古学/藤本 強

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上記は、日本人の大物モンゴル研究者、あるいはモンゴル研究者や東洋史学者の書いた文献が中心ですが、今日届いた本、「パックスモンゴリカ」はアメリカ人の文化人類学研究者の本を、英語から星川淳さんが邦訳した、というちょっと変わった本です。
欧米人の視点から、1990年代以降のモンゴルで調査をしながら考察したモンゴル帝国の成り立ちやチンギスハーンの一族と帝国支配下の民族・部族・国家との関係などを論じたものです。
歴史書、というよりは壮大な歴史ロマン小説を読んでいるかのよう。
新しい視点、特に、モンゴル人がなぜキリスト教を受け入れたか、といった説明がアメリカ人らしくて私にとってはとても面白く、モンゴル、というものをどうとらえるのか、わくわくしました。
パックス・モンゴリカ―チンギス・ハンがつくった新世界/ジャック ウェザーフォード

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モンゴルと日本の国交樹立35周年を記念して、興味を持っていただけると嬉しいです。
私の本棚の結構いい位置を占める本を紹介してみました。