モンゴルに来ると人はたくましくなるのか・・・?
このブログで書いていることは全て事実だけど、
だからといって私がそんなに丈夫だったりするかっていうと
そうでもないのです。
ちょっと足が冷えりゃすぐ扁桃腺が腫れちゃうし、
階段や上り坂を上るだけで、数時間後には筋肉痛。
おまけに去年の末にやった健康診断は再検査。
ろくなもんじゃあありません。
自分としてはとりあえずの「取柄」だったはずの特質も
三十路すぎてから随分衰えてるし。
集中力、持久力、体力、視力などは
テレビ製作会社でADをやっていた間に全てボロボロになった。
特に視力は、就職前に大学でやった検査では、
15mくらい離れた位置からでも検査表の2.0の下に書いてあった
検査方法に関する注意書きまで読めていたのに、
今じゃ、5m先のハンサムさんの顔すらおぼろげだ。
登り坂だけでなく歩く速度は亀なみ。
急勾配だろうが平地だろうが、
舗装道路だろうが深雪ラッセルだろうが速度は変わらず。
とにかく遅い。体重が、重力にかなわないのだ。
昔は記憶力と直感で数々の試験を乗り切ったものだが、
最近では、わずか8桁の携帯番号の数字すら暗記できない。
モンゴル人は日本語のような語呂合わせもないのに、
10桁くらいのながーい数字の羅列ですらメモなしで暗記するというのに。
いろいろなことがスンナリと進まないこの国に適応するために
自分が身につけたのは、
忍耐力・時間の概念の放棄・説得力(懇願力?)・辻褄あわせだ。
言い換えれば、投げやり感・ルーズな時間感覚・屁理屈。
日本に持ち込んでも胡散臭がられるだけでたいした役に立たない処世術だ。
やれやれ。
でも、ありがたいなぁ、と思うのは、
皆様がご指摘の「自然治癒力」と「土壇場の瞬発力」である。
これがモンゴル人並みになってくれば、もうなんでもこいや!な感じだ。
自然治癒力については、気合です。病は気から。怪我も気合で治せます。
骨については元々骨太さんなので、かなりな無茶もきれーに治ります。
骨折のようにバキリっていうのはないのですが、
ヒビ入れ程度はかなりいろいろやってます。
でも、それもほとんど痕が残らないようです。
骨折や脱臼などについては、モンゴル人に古くから伝わる「バリアチ」が有効。
モンゴル語学科1年生の時の会話集にあった
「あなたのお子さんの脳がずれています。はめて差し上げましょう」
という文章にこのバリアチの極意の全てが凝縮されています。
要は骨接ぎみたいなもんだと思うのですが、
骨や関節などを本来の健康状態の位置に戻して、
血流が正常な状態になるようにする術です。
子供は文字通り「頭が柔らかい」ので、寝相が悪かったり、
転んだり、ダートロードでヘッドバンギング状態で揺られると、
すぐに「脳がずれちゃいます」
脳がずれるとどうなるか、
子供の場合は夜泣きや疳の虫が発生。
オトナでも頭痛や吐き気、眩暈などがあります。
脳震盪なんかもこの「脳がずれた状態」に当たるのですが、
それ以外にも、とりあえず具合が悪くなると
「脳みそをはめて」もらうのです。
あとは、伝統秘薬「アルタンガグノール」(イワベンケイ科)の根っこを煎じたものと乳製品や煮干をガジガジ取るだけです。
外傷にはめっぽう強い私ですが、病気になると途端に弱虫です。
特に喉が痛くなるともうだめ。
ちょーダメダメちゃんで、何もできなくなります。
ウルギーから戻ってきていきなり、喉が痛くなりました。
ウランバートルは「オターンバートル(煙の英雄)」といわれるくらい大気汚染が深刻な街です。
地方の清涼な空気で清められた体には刺激が強すぎるのです。
さてさて、こいつはどうしたものか・・・
写真の整理はしなくちゃいけないし、旅行会社同士の契約もしなきゃいけない。翻訳作業もたまっているし、帰国前のスタッフミーティングもせにゃあかん。でも、喉の痛さの後には発熱が待っている。
扁桃腺が腫れるともれなく39度ちょい上がるくらいの発熱がついてくる。
ムリは禁物・・・困ったにゃ。
こういう時は、モンゴルのジャムツ・ダブス(岩塩)が効きます。
岩塩をしこたま水(浄水器でろ過したもの)に溶かしたもので、うがいをします。ガンガンうがいをします。
これで腫れ始めた扁桃腺を一気に鎮めます。
これでダメなら、もう発熱と戦うだけです。
ウランバートルが平均標高1300mくらい。
ウルギーは標高1700mくらいでしょうか?
もともと高度には強いほうです。
本来の動きがスローモーな分、標高5000mくらいまでは
血中酸素濃度もそんなに下がらず、通常の動きができるのです。
ヘンな奴。
そして、のっぴきならないときには、気合で辻褄あわせする。
これです。
これこそが、この遊牧の国の皆様がどんな困難も乗り切ってきた秘術です。
辻褄あわせ。終わりよければ全てよし。
なんでもありです。
これは個人の体質とかとは何にも関係がない、
「モンゴル」という空気に適応するための「ヒト科」の能力でしょう。
多分、これは数年すんで、「酸いも甘いもかみしめて」みないとわからないと思います。
こういうのってどこの国にもあるんじゃないかしら?
バヤンウルギーでのカザフ紀行やその前のボルガン紀行などいろいろ書きたいことはあるんだけど、なかなかまとまらないので、とりあえず、留守中にコメントを下さった皆様に、モンゴル健康法なぞを披露してみました。
健康かどうか、日本に帰っての検査での結果でまた考えます・・・
このブログで書いていることは全て事実だけど、
だからといって私がそんなに丈夫だったりするかっていうと
そうでもないのです。
ちょっと足が冷えりゃすぐ扁桃腺が腫れちゃうし、
階段や上り坂を上るだけで、数時間後には筋肉痛。
おまけに去年の末にやった健康診断は再検査。
ろくなもんじゃあありません。
自分としてはとりあえずの「取柄」だったはずの特質も
三十路すぎてから随分衰えてるし。
集中力、持久力、体力、視力などは
テレビ製作会社でADをやっていた間に全てボロボロになった。
特に視力は、就職前に大学でやった検査では、
15mくらい離れた位置からでも検査表の2.0の下に書いてあった
検査方法に関する注意書きまで読めていたのに、
今じゃ、5m先のハンサムさんの顔すらおぼろげだ。
登り坂だけでなく歩く速度は亀なみ。
急勾配だろうが平地だろうが、
舗装道路だろうが深雪ラッセルだろうが速度は変わらず。
とにかく遅い。体重が、重力にかなわないのだ。
昔は記憶力と直感で数々の試験を乗り切ったものだが、
最近では、わずか8桁の携帯番号の数字すら暗記できない。
モンゴル人は日本語のような語呂合わせもないのに、
10桁くらいのながーい数字の羅列ですらメモなしで暗記するというのに。
いろいろなことがスンナリと進まないこの国に適応するために
自分が身につけたのは、
忍耐力・時間の概念の放棄・説得力(懇願力?)・辻褄あわせだ。
言い換えれば、投げやり感・ルーズな時間感覚・屁理屈。
日本に持ち込んでも胡散臭がられるだけでたいした役に立たない処世術だ。
やれやれ。
でも、ありがたいなぁ、と思うのは、
皆様がご指摘の「自然治癒力」と「土壇場の瞬発力」である。
これがモンゴル人並みになってくれば、もうなんでもこいや!な感じだ。
自然治癒力については、気合です。病は気から。怪我も気合で治せます。
骨については元々骨太さんなので、かなりな無茶もきれーに治ります。
骨折のようにバキリっていうのはないのですが、
ヒビ入れ程度はかなりいろいろやってます。
でも、それもほとんど痕が残らないようです。
骨折や脱臼などについては、モンゴル人に古くから伝わる「バリアチ」が有効。
モンゴル語学科1年生の時の会話集にあった
「あなたのお子さんの脳がずれています。はめて差し上げましょう」
という文章にこのバリアチの極意の全てが凝縮されています。
要は骨接ぎみたいなもんだと思うのですが、
骨や関節などを本来の健康状態の位置に戻して、
血流が正常な状態になるようにする術です。
子供は文字通り「頭が柔らかい」ので、寝相が悪かったり、
転んだり、ダートロードでヘッドバンギング状態で揺られると、
すぐに「脳がずれちゃいます」
脳がずれるとどうなるか、
子供の場合は夜泣きや疳の虫が発生。
オトナでも頭痛や吐き気、眩暈などがあります。
脳震盪なんかもこの「脳がずれた状態」に当たるのですが、
それ以外にも、とりあえず具合が悪くなると
「脳みそをはめて」もらうのです。
あとは、伝統秘薬「アルタンガグノール」(イワベンケイ科)の根っこを煎じたものと乳製品や煮干をガジガジ取るだけです。
外傷にはめっぽう強い私ですが、病気になると途端に弱虫です。
特に喉が痛くなるともうだめ。
ちょーダメダメちゃんで、何もできなくなります。
ウルギーから戻ってきていきなり、喉が痛くなりました。
ウランバートルは「オターンバートル(煙の英雄)」といわれるくらい大気汚染が深刻な街です。
地方の清涼な空気で清められた体には刺激が強すぎるのです。
さてさて、こいつはどうしたものか・・・
写真の整理はしなくちゃいけないし、旅行会社同士の契約もしなきゃいけない。翻訳作業もたまっているし、帰国前のスタッフミーティングもせにゃあかん。でも、喉の痛さの後には発熱が待っている。
扁桃腺が腫れるともれなく39度ちょい上がるくらいの発熱がついてくる。
ムリは禁物・・・困ったにゃ。
こういう時は、モンゴルのジャムツ・ダブス(岩塩)が効きます。
岩塩をしこたま水(浄水器でろ過したもの)に溶かしたもので、うがいをします。ガンガンうがいをします。
これで腫れ始めた扁桃腺を一気に鎮めます。
これでダメなら、もう発熱と戦うだけです。
ウランバートルが平均標高1300mくらい。
ウルギーは標高1700mくらいでしょうか?
もともと高度には強いほうです。
本来の動きがスローモーな分、標高5000mくらいまでは
血中酸素濃度もそんなに下がらず、通常の動きができるのです。
ヘンな奴。
そして、のっぴきならないときには、気合で辻褄あわせする。
これです。
これこそが、この遊牧の国の皆様がどんな困難も乗り切ってきた秘術です。
辻褄あわせ。終わりよければ全てよし。
なんでもありです。
これは個人の体質とかとは何にも関係がない、
「モンゴル」という空気に適応するための「ヒト科」の能力でしょう。
多分、これは数年すんで、「酸いも甘いもかみしめて」みないとわからないと思います。
こういうのってどこの国にもあるんじゃないかしら?
バヤンウルギーでのカザフ紀行やその前のボルガン紀行などいろいろ書きたいことはあるんだけど、なかなかまとまらないので、とりあえず、留守中にコメントを下さった皆様に、モンゴル健康法なぞを披露してみました。
健康かどうか、日本に帰っての検査での結果でまた考えます・・・