何気なくモンゴルテレビのニュースを見ていたら、これって実名報道するほどの事件か?と思いつつ、そのしょぼさにモンゴルの平和をかみしめました。

日本製ジープ(特にTO★OT▲のジープが人気らしい)のサイドミラーばかりを盗みまくっていた30代の女性が逮捕された、という事件。

モンゴルでは、なぜかサイドミラーの盗難事件が多発している。
モンゴルホライズン発足した最初の年も、観光業フェアをのぞきに行ったわずか20分の間に、バヤンゴルホテルに駐車していた我が社の車はもちろん、そこに停まっていた車60台くらいのサイドミラーがぜーんぶ盗まれてた。白昼堂々の犯行に唖然としたものだ。

友達のダシカの愛車ベンツもサイドミラーを盗まれた。
最初に右側を盗まれたので、その時に盗難防止用のサイレン(よそ者が近付くとピーピーと警告する)の設置をすすめたんだけど、
「わかってるよ、そのうちね。」といっているうちに、左側の盗まれた。
ベンツの純正サイドミラーは開閉自由だったりいろいろと機能がいいので、本国工場からとりよせると片方だけで$400くらいするらしい。

結局、ダシカは未だに警察官の目をすりぬけながら、サイドミラー無しのまま運転している。一緒に乗るときは命がけだ。
「お前は右側、ちゃんと見てろよ。右の後ろ側もだぞ。」とか言われちゃって、ドキドキ。

ドキドキしながら、サイドミラーが盗まれる原因がなんとなくわかってきた。
多分、盗難品とわかっていても、本国内で解決しちゃったほうが楽チンなんでしょう。それに、ちょっとウランバートルを出ればすぐにダートロードであるため、小石をはねたりでミラーは割れやすい。

日本では、それはそれは巧妙な高級自動車の盗難グループが暗躍していて、多分、モンゴルに入ってくる日本車の多くも、ただの中古車ではあるまい。

車ごと持っていかれるよりは、サイドミラーですんでいるうちはまだ可愛いもの・・・なのかな?


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