モンゴル現地スタッフに、年末年始のツアー手配の指示のために国際電話をかけたところ、大ニュース。
こういうニュースはとっとと知らせろよ!と現地スタッフののんきさにあきれ果てつつ、、、アメブロ読者さんに、あんまり役には立たないかもしれないけれど、重大発表です。

モンゴル国最大の航空会社MIAT(ミアット)モンゴル航空は、2005年1月1日より、国内便の就航を一時休止することを決定したそうです。理由は、国内便で使っている機体が耐用年数を超えてしまったから。
1950年代から使っていたちょーロートル選手だからある意味、今まで墜落事故がなかったのが不思議なくらいだ、という声はモンゴル国内でもよくささやかれていました。

それにしても、中止!ってあんた。。。

バヤンウルギーなど片道1500km以上離れているところはどうするのさ?
地元の人たちは片道3泊4日のダートロードでも、じっと耐え忍びながら陸路をガタゴトゆれながら移動するんだろうけれど、旅行者は・・・。
内臓がひっくり返りますよ。ほんと。

一応、モンゴルには、アエロモンゴリアというフォッカー50という比較的おニューできれいなプロペラ機を使った国内便サービスもありますんで、まったく生命線が絶たれたというわけではないでしょうが、国民の足を、こういう形で一企業がバッサリ切ってしまう、というのが民間経営ではないと思います。去年からアイルランド人の経営スタッフが、経営革新をすると鼻息荒く乗り込んできたのですが、サービスの質は急落中。
前の方がまだマシだった、という声もちらほら。
合理的経営は、モンゴルの内情にあわないことぐらいそろそろわかってもいいはずなのにね。
セオリー通りにはいかない国、それがモンゴル。

というか、まだ国も株を持っている企業なんだから、国も少しは対策を考えるとか、方法はなかったのかなぁ。。。経営責任が民間のしかも外国人にうつったからといってもあまりにもお粗末な対応だという気がしています。

旅行業界全体の連携が取れていないモンゴルの観光業の弱点が露呈した感じです。
まだ詳しい事情はモンゴル側の現地スタッフも入手していないようですが、いろいろ分かり次第一応、このアメブロで報告しながら、見守ろうと思います。