今日の東京はどよどよーっとした曇り空。今にも雨がこぼれおちそう。
こんな日は気分もどうしてもふさぎがちになっちゃう。
気分を変えて、モンゴルホライズンの人気ツアーの紹介でもしようかな?
というわけで、乗馬トレッキングツアーのキャンプにまつわるクイズです。
頭を解放しちゃってるから、とりとめなくなっちゃうな、きっと。
他社の乗馬トレッキングと一味違うのは何か?モンゴルホライズンとフブスグルのエコツーリズムガイド協会が企画しているツアーだと、キャンプ地についたら、お客さんにも仕事が与えられます。キャンプ仕事がツアー参加条件の暗黙の了解なのです。知らなかったら、身体で覚えてもらいます。
働かざるもの、食うべからずです。
乗馬でお尻の皮が引ん剥けている人にも、それなりの仕事が割り当てられます。
ジャガイモの皮むき、とか焚き火の番とか・・・。
6月から8月くらいまでだと日が長いので、キャンプ地に到着し、テントをはったり宿営準備ができてしまえば、のんびりしたもの。
キャンプ地に着くのは、大体4時ごろ。意外に早いのねって?
でもガイド君たちに言わせると、「もうちょっと行きたいなぁ」とお客さんたちが思うくらいがちょうどいい走行距離なんだそうです。
荷役馬も乗用馬も各々60kgから100kgの負荷がかかっています。
トレッキングは、短くて2泊3日、長いと10日以上にもなるので、馬の背中を痛めないように、キャンプ道具をもっての移動は、大体20-40kmくらいで行程を区切っています。
人が険しい山歩きをすると、靴擦れができるように、馬も重い荷物を背負って、トレッキングしていると鞍ズレができます。
乗馬に慣れていない人や重い荷物を背中に乗せていると、どうしても重心が上手に移動できずに、負荷が一点に集中してしまい、鞍と背中の皮がこすれて、ひん剥けてしまいます。馬は快適なトレッキングに欠かせない重要な相棒だから、いたわってあげなくちゃいけません。
お客様や馬の様子、旅程、天候など様々な状態を見極めながら、宿営地を決めるのがチーフガイドの仕事。みんな、地元のハンターさん達で究極のアウトドアの達人たちです。リラックスしつつも、自然に気を配れる人にしかチーフは務まりません。
ガイド同士でふざけあったり、お客さんに冗談をとばしたり、馬に乗ったまま、スカンポやルバーブをむしりとってお客さんにあげたり、、、乗馬中もガイドはリラックスしながら遊んでいます。
旅は楽しむもの。これは基本ですね。
モンゴルホライズンのツアーは、お客様があんまり「お客様」扱いされません。サービス業っぽいサービスっていうのも、実はお得意じゃないし。そもそもモンゴルくんだりまで来ちゃう、しかも、超マイナーなわが社を見つけちゃうって事自体が、ただのツアー客じゃありません。「お客様扱いなんて、しゃらくせえ!」って気概のあるお客さんがほとんどです。そういうお客様しか、フブスグルには行けない。。。体力的にも精神的にも。
通訳ガイドもまだまだサービス精神とか機転がきく人がそろっているわけでもない、、、と思うことも結構あります。どんなに自称・ベテランの通訳ガイドの女の子でも、我々のツアーで仕事をするとかなりへこむようです。
「旅は道連れ、世は情け」という日本のことわざは、どんなツタナイ通訳さんにも、ツアーに出る前に言って聞かせておいても、なかなかすぐに動けるものでもないし。マニュアル化した案内とかはできるし、日本語が上手な人もたくさんいるんだけれど、頭がいいだけじゃ、アウトドアの生活は乗り切れないんですよね。
通訳さんは都会育ちが多いし、外国語ができる、ということだけでちょっぴりエリート意識を持ってしまう人たちもいる。両立を求めるのはなかなか難しいです。
鍛えるのに1年間は要します。お客様が満足してくださっても、オイラの通訳魂が許せない・・・人材育成は本当に難しいのです。うちの通訳スタッフも普通の旅行会社だったら優遇されていたはずなのに、苦労かけているなぁ。。。
でも、エコツアーってそういうものよ。通訳ってこれでいい、って基準なんかないんだし。もっともっとアンテナを張り巡らせて、旅行者と地元の人の架け橋になるっていう奉仕の精神をみがいてくれる人が増えてほしい。試行錯誤の毎日です。
外国人の言葉は覚えても、自然が発するメッセージに心を傾けるって感覚、都会のエリートさん達にはまだまだ足りないみたい。
その点、大学どころか高校さえもまともに卒業していない人もおおいわりに、ガイド君たちは、ほんとに自然体で、特に何かをいいつける必要もなく、
「アッタリマエダのクラッカー!」「合点承知のすけたろう」って感じで、
ごくごく普通にお客さんをトレッキングの旅仲間として受け入れてしまえるのです。狩猟の時でも、行きたい、という人がいれば連れて行く。弱い人は余裕がある人がフォローする。個人個人を大事にしながら、旅を一緒に続けるっていう基本がやっぱり筋金入りの遊牧民・ハンターは子供のころからの経験で身についているんですね。
参加した人には何でもいいから、その人にできる役割を与える。
私達はとにかく、一緒に旅に出た仲間全員が共に感動を共有し交換できる旅にしたい。それに、何かを任せてもらえるって、私だったらとても嬉しい。
連れて行ってもらうんじゃなくて、一緒に旅をする。
旅行者はお金を払って、遠くまで来てくださっているのですから、その分、自分の希望をかなえるための主義主張をするべき。
だけど、希望のすべてがかなえられない状況もある、ということを、自然の中で旅行者自身が判断できるようになる。それがモンゴルホライズンがめざすツアーのスタイルです。
6月から9月くらいまでは、ほぼ毎週、どこかしらでモンゴルホライズンのお客様が馬の背にゆられ、焚き火を囲んで眠っています。
ルート自体はむちゃくちゃマイナーなので、モンゴルホライズン以外のお客さんが通ることはない山道です。私が修士論文の調査やその後の自主研究などで通い、さまよい、地元の仲間と一緒に開拓したルートなので、『地球の●き方』のようなガイドブックにも載ってません。
ガイドブックは便利だけれど、それに頼って旅するということが、結局、旅の本当の美味しい部分を捨てている、っていうことに気づいた人がモンゴルホライズンを利用している・・・っていったら言いすぎだけど。
自分が旅を楽しむ、というだけでなく、地元の人たちと本当に交流しながら、モンゴルの大地を感じることができる人って、やっぱりガイドブックだよりでルートを作る人とはなにか違う脈を持っている気がしています。
ルートの詳細や値段、日程などをホームページに出せ、とよく言われるんだけど、それもやっぱり現地の人たちと相談し、お客様の都合や私達の受け入れ状況などを総合的に考えながら、旅を作っているので、やっぱりまだ料金表を明記して、一般のお客様を呼べるってところまで来てないんですよね、私達。
だから、なんでもかんでも旅行会社がしきるのにまかせるってお客さんには、そういうニーズにあったルートをおつくりしてます。
ニーズに合わせ、お客様のイメージする旅に沿って旅のご提案をする。
それは手間のかかる作業だけれど、やっぱり15年間、モンゴルのあっちこっちに行って、いろんな人と知り合って、モンゴル以外の辺境地や先進国も取材で行ったりしているから、私にとっては、出来ないってことではありません。
ムリはしない。
旅に求めるモノは旅人によって違う。
これは3年目にしてようやく到達した旅行会社社長としての境地です。
お客様と馬と森の状態を持続的に、健やかに快適に保つためには、旅行会社の従来の視点からだけではキャンプ地を一方的に決めるというのは不可能です。
エコツアーを銘打つ我々としては、フブスグルというモンゴル最北端の森林地帯のポテンシャルも考えながらキャンプ地を決めています。森そのものが荒廃化して使い物にならなくなっちゃいます。
モンゴルホライズンの乗馬トレッキングルートに決まったツーリストキャンプなんか持っていないので、20-40kmというほぼ倍に近い距離をどう調整し、宿営スケジュールを組むのか?これが問題です。
我々が今取っている解決策。
モンゴルホライズンは、たとえお客さんが1人であっても、ガイドは通訳スタッフ以外に最低3名が同行する「西遊記」スタイルです。
お客さんにつきっきりで、乗馬の監督、腹帯チェック、コースの中の自然やモンゴルの風習説明などなどをするガイドが1人。
荷物馬を引く人が1人。
そして、まったくフリーな人が1人。
移動中はこのフリーなガイド君は本当に「何しにきてんだろ?人件費の無駄遣いじゃないの?」と思われる方もいるかもしれないのですが、かなり重要な役割を担っています。
たとえば、荷物馬の荷が崩れたらどうするか?
荷物直しには必ず2人一組で取り組まなければいけません。
例えば、お客様が乗っている馬が、どうしてもお客さんと気が合わなくてあばれたらどうするか?
万が一、旅の途中で誰かが怪我や病気になったらどうするか?
近くの村までお医者様を呼びにいくか、患者さんを速攻で病院まで運ばなければいけません。これまでそういうケースはないけれど、備えあれば憂いなしです。
こういう時に、すばやく、他のお客様に迷惑をかけずに対応するのが、「この人何しにくっついてきてるの?ガイド」ジョーカー君なのです。
ジョーカー君は、
「ちょっくら、ひとっぱしり行ってくらぁ!!!」
というフットワークの軽さが要求される仕事。
「遠山の金さん」や「大岡越前」に出てくる三次さんみたいな・・・
天候の変化などを見極め、キャンプ地を決めるためにダーッと先回りして、キャンプ地候補の状態を偵察に行くのです。
水場・焚き火ができるかどうか・テントがはれるか・馬を放せる場所があるか・狩猟の獲物はいそうか・・・ などなどの条件を観察し、本隊の移動を邪魔せず、手際よくチーフガイドに報告し、判断をあおぎます。
なんといっても、午後4時くらいには、宿営地についてしまいます。
夜10時を過ぎても、ようやく夕焼け・・・なんていう緯度の高いモンゴル北部では、そのあと丸一日分くらいの自由時間が出来てしまいます。
だからキャンプ地選びに失敗すると、その日1日が台無しになっちゃうのです。
お客様によっては、「乗り足りない!」という人がいるでしょう。
そういう人を連れて、近くを散策するのもジョーカー君の役目。
水場が遠い時や足場が悪そうな時に、水汲みに行くのもジョーカー君の役目。それを嫌々ではなく、「ホイきたどっこい!おまかせあれ」と軽快に引き受けれない人はガイドさんにはなれないのです。
フブスグルを私のフィールドにして、もう10年近くたっています。
フブスグルのエコツーリズムガイド協会のガイド君たちは今全部で20名ちょっと。ほぼレギュラーでお願いしているのは8名です。
ハンターさん以外に、ホームステイ専門の人や、薬草探し、遊牧民体験の達人、モンゴル相撲の力士など、地元の人たちがそれぞれの特技を生かして、私達モンゴルホライズンの旅作りに参加してくれています。
今、私が知っている、あるいは泊まったことがあるキャンプ地が、20箇所ほどありますが、ガイド君たちの話だと、まだまだすごいルートがあるようです。洞窟探検とか、魚がうじゃうじゃいる山の中の湖だとか・・・
焚き火を囲んでよっぱらった時、お客さまが外国人だってことは全然おかまいなしで、狩猟談義にハナが咲く。そういう話をお客様に伝えなきゃいけないから、通訳スタッフも否が応でも狩猟や山の暮らしを覚えていく。
そうやって、通訳もお客様に伝えることで森の文化を覚えていくのです。
ツアーの下準備をしていた時に、ガイド君たちに質問してみたことがあります。
キャンプ地選びで、これだけは絶対にないとダメ!というものは何?
その答えを聞いたときに、「あ、この人たち、やっぱり狩人だ」と嬉しくなっちゃいました。
さて、行き当たりばったりに近いミステリー乗馬トレッキングツアーを支えている乗馬ガイド・ジョーカー君たちの答えで一番多かった条件はなんでしょう?上記の駄文をヒントに考えてみてください。
ご自分の経験に基づいたお答えも大募集です。
アウトドア好きの皆様のチン回答、お待ちしております。
至福の馬旅に興味をもっていただけれたらクリックプリーズ

こんな日は気分もどうしてもふさぎがちになっちゃう。
気分を変えて、モンゴルホライズンの人気ツアーの紹介でもしようかな?
というわけで、乗馬トレッキングツアーのキャンプにまつわるクイズです。
頭を解放しちゃってるから、とりとめなくなっちゃうな、きっと。
他社の乗馬トレッキングと一味違うのは何か?モンゴルホライズンとフブスグルのエコツーリズムガイド協会が企画しているツアーだと、キャンプ地についたら、お客さんにも仕事が与えられます。キャンプ仕事がツアー参加条件の暗黙の了解なのです。知らなかったら、身体で覚えてもらいます。
働かざるもの、食うべからずです。
乗馬でお尻の皮が引ん剥けている人にも、それなりの仕事が割り当てられます。
ジャガイモの皮むき、とか焚き火の番とか・・・。
6月から8月くらいまでだと日が長いので、キャンプ地に到着し、テントをはったり宿営準備ができてしまえば、のんびりしたもの。
キャンプ地に着くのは、大体4時ごろ。意外に早いのねって?
でもガイド君たちに言わせると、「もうちょっと行きたいなぁ」とお客さんたちが思うくらいがちょうどいい走行距離なんだそうです。
荷役馬も乗用馬も各々60kgから100kgの負荷がかかっています。
トレッキングは、短くて2泊3日、長いと10日以上にもなるので、馬の背中を痛めないように、キャンプ道具をもっての移動は、大体20-40kmくらいで行程を区切っています。
人が険しい山歩きをすると、靴擦れができるように、馬も重い荷物を背負って、トレッキングしていると鞍ズレができます。
乗馬に慣れていない人や重い荷物を背中に乗せていると、どうしても重心が上手に移動できずに、負荷が一点に集中してしまい、鞍と背中の皮がこすれて、ひん剥けてしまいます。馬は快適なトレッキングに欠かせない重要な相棒だから、いたわってあげなくちゃいけません。
お客様や馬の様子、旅程、天候など様々な状態を見極めながら、宿営地を決めるのがチーフガイドの仕事。みんな、地元のハンターさん達で究極のアウトドアの達人たちです。リラックスしつつも、自然に気を配れる人にしかチーフは務まりません。
ガイド同士でふざけあったり、お客さんに冗談をとばしたり、馬に乗ったまま、スカンポやルバーブをむしりとってお客さんにあげたり、、、乗馬中もガイドはリラックスしながら遊んでいます。
旅は楽しむもの。これは基本ですね。
モンゴルホライズンのツアーは、お客様があんまり「お客様」扱いされません。サービス業っぽいサービスっていうのも、実はお得意じゃないし。そもそもモンゴルくんだりまで来ちゃう、しかも、超マイナーなわが社を見つけちゃうって事自体が、ただのツアー客じゃありません。「お客様扱いなんて、しゃらくせえ!」って気概のあるお客さんがほとんどです。そういうお客様しか、フブスグルには行けない。。。体力的にも精神的にも。
通訳ガイドもまだまだサービス精神とか機転がきく人がそろっているわけでもない、、、と思うことも結構あります。どんなに自称・ベテランの通訳ガイドの女の子でも、我々のツアーで仕事をするとかなりへこむようです。
「旅は道連れ、世は情け」という日本のことわざは、どんなツタナイ通訳さんにも、ツアーに出る前に言って聞かせておいても、なかなかすぐに動けるものでもないし。マニュアル化した案内とかはできるし、日本語が上手な人もたくさんいるんだけれど、頭がいいだけじゃ、アウトドアの生活は乗り切れないんですよね。
通訳さんは都会育ちが多いし、外国語ができる、ということだけでちょっぴりエリート意識を持ってしまう人たちもいる。両立を求めるのはなかなか難しいです。
鍛えるのに1年間は要します。お客様が満足してくださっても、オイラの通訳魂が許せない・・・人材育成は本当に難しいのです。うちの通訳スタッフも普通の旅行会社だったら優遇されていたはずなのに、苦労かけているなぁ。。。
でも、エコツアーってそういうものよ。通訳ってこれでいい、って基準なんかないんだし。もっともっとアンテナを張り巡らせて、旅行者と地元の人の架け橋になるっていう奉仕の精神をみがいてくれる人が増えてほしい。試行錯誤の毎日です。
外国人の言葉は覚えても、自然が発するメッセージに心を傾けるって感覚、都会のエリートさん達にはまだまだ足りないみたい。
その点、大学どころか高校さえもまともに卒業していない人もおおいわりに、ガイド君たちは、ほんとに自然体で、特に何かをいいつける必要もなく、
「アッタリマエダのクラッカー!」「合点承知のすけたろう」って感じで、
ごくごく普通にお客さんをトレッキングの旅仲間として受け入れてしまえるのです。狩猟の時でも、行きたい、という人がいれば連れて行く。弱い人は余裕がある人がフォローする。個人個人を大事にしながら、旅を一緒に続けるっていう基本がやっぱり筋金入りの遊牧民・ハンターは子供のころからの経験で身についているんですね。
参加した人には何でもいいから、その人にできる役割を与える。
私達はとにかく、一緒に旅に出た仲間全員が共に感動を共有し交換できる旅にしたい。それに、何かを任せてもらえるって、私だったらとても嬉しい。
連れて行ってもらうんじゃなくて、一緒に旅をする。
旅行者はお金を払って、遠くまで来てくださっているのですから、その分、自分の希望をかなえるための主義主張をするべき。
だけど、希望のすべてがかなえられない状況もある、ということを、自然の中で旅行者自身が判断できるようになる。それがモンゴルホライズンがめざすツアーのスタイルです。
6月から9月くらいまでは、ほぼ毎週、どこかしらでモンゴルホライズンのお客様が馬の背にゆられ、焚き火を囲んで眠っています。
ルート自体はむちゃくちゃマイナーなので、モンゴルホライズン以外のお客さんが通ることはない山道です。私が修士論文の調査やその後の自主研究などで通い、さまよい、地元の仲間と一緒に開拓したルートなので、『地球の●き方』のようなガイドブックにも載ってません。
ガイドブックは便利だけれど、それに頼って旅するということが、結局、旅の本当の美味しい部分を捨てている、っていうことに気づいた人がモンゴルホライズンを利用している・・・っていったら言いすぎだけど。
自分が旅を楽しむ、というだけでなく、地元の人たちと本当に交流しながら、モンゴルの大地を感じることができる人って、やっぱりガイドブックだよりでルートを作る人とはなにか違う脈を持っている気がしています。
ルートの詳細や値段、日程などをホームページに出せ、とよく言われるんだけど、それもやっぱり現地の人たちと相談し、お客様の都合や私達の受け入れ状況などを総合的に考えながら、旅を作っているので、やっぱりまだ料金表を明記して、一般のお客様を呼べるってところまで来てないんですよね、私達。
だから、なんでもかんでも旅行会社がしきるのにまかせるってお客さんには、そういうニーズにあったルートをおつくりしてます。
ニーズに合わせ、お客様のイメージする旅に沿って旅のご提案をする。
それは手間のかかる作業だけれど、やっぱり15年間、モンゴルのあっちこっちに行って、いろんな人と知り合って、モンゴル以外の辺境地や先進国も取材で行ったりしているから、私にとっては、出来ないってことではありません。
ムリはしない。
旅に求めるモノは旅人によって違う。
これは3年目にしてようやく到達した旅行会社社長としての境地です。
お客様と馬と森の状態を持続的に、健やかに快適に保つためには、旅行会社の従来の視点からだけではキャンプ地を一方的に決めるというのは不可能です。
エコツアーを銘打つ我々としては、フブスグルというモンゴル最北端の森林地帯のポテンシャルも考えながらキャンプ地を決めています。森そのものが荒廃化して使い物にならなくなっちゃいます。
モンゴルホライズンの乗馬トレッキングルートに決まったツーリストキャンプなんか持っていないので、20-40kmというほぼ倍に近い距離をどう調整し、宿営スケジュールを組むのか?これが問題です。
我々が今取っている解決策。
モンゴルホライズンは、たとえお客さんが1人であっても、ガイドは通訳スタッフ以外に最低3名が同行する「西遊記」スタイルです。
お客さんにつきっきりで、乗馬の監督、腹帯チェック、コースの中の自然やモンゴルの風習説明などなどをするガイドが1人。
荷物馬を引く人が1人。
そして、まったくフリーな人が1人。
移動中はこのフリーなガイド君は本当に「何しにきてんだろ?人件費の無駄遣いじゃないの?」と思われる方もいるかもしれないのですが、かなり重要な役割を担っています。
たとえば、荷物馬の荷が崩れたらどうするか?
荷物直しには必ず2人一組で取り組まなければいけません。
例えば、お客様が乗っている馬が、どうしてもお客さんと気が合わなくてあばれたらどうするか?
万が一、旅の途中で誰かが怪我や病気になったらどうするか?
近くの村までお医者様を呼びにいくか、患者さんを速攻で病院まで運ばなければいけません。これまでそういうケースはないけれど、備えあれば憂いなしです。
こういう時に、すばやく、他のお客様に迷惑をかけずに対応するのが、「この人何しにくっついてきてるの?ガイド」ジョーカー君なのです。
ジョーカー君は、
「ちょっくら、ひとっぱしり行ってくらぁ!!!」
というフットワークの軽さが要求される仕事。
「遠山の金さん」や「大岡越前」に出てくる三次さんみたいな・・・
天候の変化などを見極め、キャンプ地を決めるためにダーッと先回りして、キャンプ地候補の状態を偵察に行くのです。
水場・焚き火ができるかどうか・テントがはれるか・馬を放せる場所があるか・狩猟の獲物はいそうか・・・ などなどの条件を観察し、本隊の移動を邪魔せず、手際よくチーフガイドに報告し、判断をあおぎます。
なんといっても、午後4時くらいには、宿営地についてしまいます。
夜10時を過ぎても、ようやく夕焼け・・・なんていう緯度の高いモンゴル北部では、そのあと丸一日分くらいの自由時間が出来てしまいます。
だからキャンプ地選びに失敗すると、その日1日が台無しになっちゃうのです。
お客様によっては、「乗り足りない!」という人がいるでしょう。
そういう人を連れて、近くを散策するのもジョーカー君の役目。
水場が遠い時や足場が悪そうな時に、水汲みに行くのもジョーカー君の役目。それを嫌々ではなく、「ホイきたどっこい!おまかせあれ」と軽快に引き受けれない人はガイドさんにはなれないのです。
フブスグルを私のフィールドにして、もう10年近くたっています。
フブスグルのエコツーリズムガイド協会のガイド君たちは今全部で20名ちょっと。ほぼレギュラーでお願いしているのは8名です。
ハンターさん以外に、ホームステイ専門の人や、薬草探し、遊牧民体験の達人、モンゴル相撲の力士など、地元の人たちがそれぞれの特技を生かして、私達モンゴルホライズンの旅作りに参加してくれています。
今、私が知っている、あるいは泊まったことがあるキャンプ地が、20箇所ほどありますが、ガイド君たちの話だと、まだまだすごいルートがあるようです。洞窟探検とか、魚がうじゃうじゃいる山の中の湖だとか・・・
焚き火を囲んでよっぱらった時、お客さまが外国人だってことは全然おかまいなしで、狩猟談義にハナが咲く。そういう話をお客様に伝えなきゃいけないから、通訳スタッフも否が応でも狩猟や山の暮らしを覚えていく。
そうやって、通訳もお客様に伝えることで森の文化を覚えていくのです。
ツアーの下準備をしていた時に、ガイド君たちに質問してみたことがあります。
キャンプ地選びで、これだけは絶対にないとダメ!というものは何?
その答えを聞いたときに、「あ、この人たち、やっぱり狩人だ」と嬉しくなっちゃいました。
さて、行き当たりばったりに近いミステリー乗馬トレッキングツアーを支えている乗馬ガイド・ジョーカー君たちの答えで一番多かった条件はなんでしょう?上記の駄文をヒントに考えてみてください。
ご自分の経験に基づいたお答えも大募集です。
アウトドア好きの皆様のチン回答、お待ちしております。
至福の馬旅に興味をもっていただけれたらクリックプリーズ
