ソニー、デュアルバンド測位で9mWの消費電力を実現するIoT・ウェアラブル機器向けGNSS受信LSIを商品化
2020・08・19 https://iotnews.jp/archives/157649
位置情報を利用するIoT・ウェアラブル機器の用途拡大に伴い、GNSS受信LSIへの需要が高まっている。IoT・ウェアラブル機器は、地面や近距離にある建造物などからの反射によるマルチパス(※1)、手首に装着された状態での腕振りの影響など、厳しい通信環境や不安定な使用条件下においても動作させるため、測位精度や通信の信頼性確保が必要とされている。
加えて、機器の大きさの制約上、バッテリーを小型化する必要がある一方で、GNSS機能利用時において衛星信号を定期的に受信・測位するための消費電力が大きく、バッテリーの持ち時間が短いという課題がある。
ソニー株式会社は、デュアルバンド測位で9mWの消費電力を実現したIoT・ウェアラブル機器向けGNSS(全地球衛星測位システム)受信LSI「CXD5610GF」「CXD5610GG」を商品化し2020年9月より出荷を開始する。
同製品は、従来のL1帯に加えて衛星の環境が整備されつつあるL5帯信号受信にも対応し、デュアルバンドでの測位が可能だ。L5帯における新方式信号では、L1帯に比べてGNSS衛星と受信機の距離測定に使用する信号の単位が10倍細かくなる事で位置精度が向上し、衛星からの送信電力も増加するため、高精度で高感度な測位が可能となる。
また、独自のアルゴリズムによりGNSS信号を迅速かつ正確に受信することで、ウェアラブル機器の腕振りなどによる加速度がかかる条件や、移動により建物の遮蔽などで受信環境が変わる状況においても、従来品より安定した位置測位が可能となる。また、再起動にかかる時間が長いコールドスタート(※2)時でもより短時間での測位に繋がる。
加えて、独自のデジタル信号処理技術により、航空機用無線などの妨害波による性能劣化や、なりすまし攻撃などへの対策を施し、耐性性能が向上する。さらに、低電圧動作を可能にする独自開発の高周波アナログ回路技術および低クロック周波数によるソフトウェア処理を可能にするデジタル回路とソフトウェアアルゴリズムを採用し、低消費電力と高感度の両立を実現した。これにより、L1帯とL5帯での同時受信時において連続測位時電力9mWに抑えることができる。
そして、ファームウェアなどを格納するための不揮発性メモリーを内蔵したことで、外付けメモリーを追加することなく最新のファームウェアへのアップデートが可能になり、省スペース化によるIoT・ウェアラブル機器の小型化に貢献する。また、同製品内でデータ処理が完結するため、低消費電力化やアクセス速度の向上に繋がる。
同製品により、電源を外部から供給できないスマートウォッチなどのウェアラブル機器や、トラッカー用途などのIoT機器における新しい商品やサービスの開発機会の拡大に貢献する。測位精度や安定的な通信が求められる、自動車向けサービスなどの用途での活用も期待できる。
なお、同製品のサンプル価格は1000円(税抜)である。
※1 マルチパス:反射などの影響で電波が複数の異なる経路を通じて届き、受信時に信号が乱れる現象。
※2 コールドスタート:現在時刻、現在位置、衛星情報などがない状態から測位を行うこと。
ソニー、IoT・ウェアラブル機器向け高精度GNSS受信LSIを商品化
2020・08・19 https://jp.acrofan.com/detail.php?number=85848
TOKYO, Aug 19, 2020 - (JCN Newswire) - ソニーは、デュアルバンド測位で業界最小※1となる9mW※2の消費電力を実現した、IoT・ウェアラブル機器向け高精度GNSS(全地球衛星測位システム)受信LSIを商品化します。
位置情報を利用するIoT・ウェアラブル機器の用途拡大に伴い、GNSS受信LSIへの需要が高まっています。IoT・ウェアラブル機器は、地面や近距離にある建造物などからの反射によるマルチパス※3、手首に装着された状態での腕振りの影響など、厳しい通信環境や不安定な使用条件下においても動作させるため、測位精度や通信の信頼性確保が必要とされています。加えて、機器の大きさの制約上、バッテリーを小型化する必要がある一方で、GNSS機能利用時において、衛星信号を定期的に受信・測位するための消費電力が大きく、バッテリーの持ち時間が短いという課題があります。
本製品は、従来のL1帯に加えて、衛星の環境が整備されつつあるL5帯信号受信にも対応し、デュアルバンドでの測位が可能です。独自の測位アルゴリズムにより、ウェアラブル機器特有の厳しい環境下においても、高精度で安定的な測位ができます。また、独自開発の高周波アナログ回路技術とデジタル信号処理技術を採用することで、業界最小の連続測位時電力9mW(デュアルバンドでの受信時)を実現します。
本製品により、電源を外部から供給できないスマートウォッチなどのウェアラブル機器や、トラッカー用途などのIoT機器における、新しい商品やサービスの開発機会の拡大に貢献します。測位精度や安定的な通信が求められる、自動車向けサービスなどの幅広い用途での活用も期待できます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/202008/20-069/
ソニー、スマートウォッチの省電力化を加速するデュアルバンド対応GNSS受信LSI
2020・08・19
ソニーは19日、デュアルバンド測位で業界最小となる9mWの消費電力を実現した、IoT/ウェアラブル機器向け高精度GNSS(全地球衛星測位システム)受信LSIを商品化すると発表した。9月からサンプル出荷を行ない、サンプル価格は1,000円。スマートウォッチの省電力化に貢献するほか、自動車向けサービスへの活用も見込んでいる。
位置情報を利用するIoT/ウェアラブル機器に搭載されるGNSS受信LSIは、地面や近距離にある建造物などからの反射によるマルチパスのほか、手首に装着された状態での腕振りの影響など、厳しい通信環境や不安定な使用条件下でも動作させるため、測位精度や通信の信頼性確保が求められる。また、バッテリーを小型化する必要がある一方で、衛星信号を受信/測位するための消費電力が大きく、バッテリーの持ち時間が短い課題があった。
開発された新製品は、従来のL1帯に加えて、衛星の環境が整備されつつあるL5帯信号受信にも対応し、デュアルバンドでの測位が可能。独自の測位アルゴリズムにより、ウェアラブル機器特有の厳しい環境下でも、高精度で安定的な測位ができるという。
独自開発の高周波アナログ回路技術とデジタル信号処理技術を採用し、業界最小となる連続測位時電力9mW(デュアルバンドでの受信時)を実現した。
また、再起動にかかる時間が長いコールドスタート時(現在時刻、現在位置、衛星情報などがない状態からの測位)でも、より短時間での測位に繋がるという。
ファームウェアなどを格納するための不揮発性メモリーも内蔵。外付けメモリーを追加することなく、最新のファームウェアへのアップデートが行なえる。さらに、同製品内でデータ処理が完結するため、低消費電力化やアクセス速度の向上に繋がるとしている。
今回のLSIは、電源を外部から供給できないスマートウォッチなどのウェアラブル機器や、トラッカー用途などのIoT機器向けを想定。そのほか、測位精度や安定的な通信が求められる自動車向けサービスなどの幅広い用途での活用も期待できるとしている。



