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この本は津田大介さんと小寺信良さんが、様々な分野の人と対談することによって新時代のコンテンツの在り方について探った本。様々なフィールドのなかで、コンテンツのありかたや、「通信と放送の融合を」といわれるこれからのコンテンツについて積極的に考えている方々や、小寺さんや津田さんのクリエイティブな考えに触れることができる良書。本書内では様々なアプローチの仕方の可能性に探っており、これからのコンテンツについて考えるにあたって大きなヒントとなりえると思う。
個人的には第2日テレの土屋さんのお話が印象的だった。今まで私は通信と放送の融合となると、テレビのコンテンツをどうネットで配信していき、その配信するページ上でどう収益を得るのかや、どうテレビに誘引していくのかということを考えていた。しかし、ネット独自の、ネットでしか配信できないコンテンツを作るというのもおもしろい。ネットと放送が完全に融合するのではなく、「テレビ局」がコンテンツをリリースするひとつの選択肢としてネットを考えればいいのだと思う。コンテンツの特性に応じてこれは放送で、とかこれはネットでとか…。逆もありえると思う。テレビに合わせたコンテンツ作りや、ネットにあわせたコンテンツ作り…。そうすることによって最大公約数的であったテレビのコンテンツにもっと多様性が生まれる。これならばテレビの最大公約数的なコンテンツを嫌ってニコニコ動画、youtubeなどのコンテンツを楽しむ人(他にも原因はあるのだろうが)も、今までの最大公約数的なコンテンツがすきな人も両方取り込める。日本のテレビ局のコンテンツ制作能力はかなり優れている。これは必ずしも不可能なことではない。
しかし、現状ではネット配信では収支のバランスがとれていないのが現状である。なにかいい方法はないだろうか…。
少し考えたのがコンテンツの最初の部分だけを無料で流す。うまく視聴者が続きが気になるように。4コママンガならば4コマ目を抜いておくといった具合だろうか。そこで続きのコンテンツを課金制にしてそこからお金を得る。その上に広告もつける。課金制だから広告をつけてはならないという根拠はどこにもないのである。この「4コマ目課金+広告」、どうだろうか。