歴史を学ぶ楽しさ | rayongのブログ

歴史を学ぶ楽しさ

例えば

デカルトの「我思う、故にわれあり」という言葉を知っているだろう。

これが何故、何故有名であり、何故凄いと言われているのか?疑問に思わないか?


今の時代、普通に考えれば、「我思う、故にわれあり」なんて当たり前である。

これの、何が凄いのか?哲学なの?と思ってしまう。


ところが、時代背景を考えると、凄い事が分かる。


当時は中世という時代であり、ヨーロッパはキリスト世界であった。キリストが全てであり

人間は神が創ったものであり、神があるから人間があるという時代であった。

想像できないなら、オーム真理教が世界を覆っていたとしよう。オーム真理教がおかしい。

変だと思っていても、殺されては困るから、何も言えないでいる状態。それが、中世であった。


そんな殺されるかもしれないという状況の中で、キリストではなく、「自分が思うから」という

自己を主張した。謂わば、キリスト教の否定なのである。

キリスト絶対の社会の中にあって、そうではない、真実を追究するデカルトの

姿勢が凄いのである。懐疑主義と言われる。この懐疑主義こそ学問の真髄であろう。


そして歴史を学ぶ事は、その時々の時代背景を考えながら、哲学、科学、政治、その他

が動いてきた人間社会を学べるのである。素晴らしい。