暫く歩いて軽く汗ばむ首筋。胸の谷間を伝って流れた滴があの夜を思い出す。
身体の芯が熱くなるのを感じた。

『ここです』『あっ!はい』無邪気な声に我に返る。
彼は店のドアを開けもう片方の手で私の腰を軽く抱いた。
彼のエスコートで カウンター 奥の予約席へ座る。包み込まれるような なんとも優しい座り心地。程よくお酒も入り とても気分がいい。
ゆっくり静かに流れる時間。結婚前はこんなまったりデート良くしたなぁ…
『何か 作ってもらう?』と 彼『甘いのがいいですか?好きな果物は?』とカウンター向こうのバーテンダー。『ん~ 甘めがいいな』
『では』ニッコリ笑顔が綺麗なお兄さんは お酒を作る 長い指もとても綺麗で
しなやかな指がグラスに触れるたび 私はドキドキした。