堤未果さんの新刊(株)貧困大国アメリカを読了しました。多くの方がご覧になったと思います。
規制緩和と民営化の推進の結果、多国籍企業により牛耳られていくアメリカが描かれているのですが、
読んでいて今の日本が進もうとしている道と重なっている感じを大いに受けました。
①特定秘密保護法案~公務員に対する箝口令?・・・国民にとって重要な情報が入ってこなくなる?
②国民総背番号制~国民の情報管理・・・国民を監視する政府権限の拡大?
③独占禁止法の改正~献金額の多い企業に合わせて都合のいいように改正されていく?
④公教育への規制緩和と民営化の導入~教育の二極化の拡大?
そして⑤TPP~アメリカの圧力により、日本も同じルールに乗せられていくのか?
本来なら、権力を監視する立場の大手のメディア(新聞、テレビ局)がより詳細に報道するもんですが、
なんせ某公共放送を筆頭に、東京五輪に浮かれている(!)状態なので、アテにはできない状況。
ここは、私たちが冷静に国の動き、特に法律の動きを注視していかなければなりませんね。
(追伸)
①の特定秘密保護法案に関して素晴らしい社説が琉球新報さんに掲載されています。
ご一読をお勧めします。・・・特定秘密保護法案・琉球新報 で検索願います。