それゆけ!マネーライフナビ -4ページ目

いいか悪いかは自分に合っているかどうかで決まる

とうとうわが区にも“ゆるキャラ”が誕生したとのニュースが!!


東京都・渋谷区の公式ゆるキャラ決定! -きゃりーぱみゅぱみゅも審査に参加


検討会のメンバーにはクリエイティブディレクターの箭内さんのほかに、きゃりーぱみゅぱみゅも音譜 そのせいなのか、「素顔バージョン」のほかに「アイメイクバージョン」もあるというではないですか!? さすが原宿を抱える渋谷区だけあっておサレです・・・ガーン


 “くまもん”や“ひこにゃん”に代表されるように、「ゆるキャラ」は大きな経済効果をもたらすということで、地域活性化の起爆剤として注目されています。雇用までうまれちゃったりするので、便乗するっていうことも大事。


しかし、しかし、しかしですよ、渋谷区に“ゆるキャラ”目当てに訪れる人って、どれくらいいるのでしょうか?そして、わざわざそのゆるキャラグッズを買おうとするのでしょうか?? うーん、疑問!ショック!


これ、一般公募したみたいで、その謝礼はなんと100万円!!これだけのお金を準備できるんだったら、きゃりーぱみゅぱみゅに書いてもらったほうがよかったのではないかしら?それなら間違いなく経済効果が表れそうです(版権の問題などで無理そうではありますが)。


うーん、ほかに税金の使い方があったんじゃないだろうか?行政の自己満足、無駄遣いと言われる日がきそうで、区民としてはひっじょーに複雑です。


ゆるキャラブームでほかのところが成功しているからといって、自分のところが成功するかどうかは別の話。儲け話が誰にでもあてはまるわけじゃないのです。


これって、私たち消費者がお金の運用をするときにも言えること。以前、「FX」なる金融商品が騒がれた時期がありました。いろ~~~~~んなマネー雑誌で取り上げられ、“ミセス・ワタナベ”なんていう言葉も飛び出し、主婦を中心に「FX」でお金を運用している人がすんごい数いるかのような情報が流れたものです。そのため、その仕組みを理解せずにFXを始めて、リーマンショックのときに大損したという人もいました。


しかし、大損したのはこの「FX」という金融商品のせいではなく、「FX」の仕組みをよく理解せず、自分に合っているかどうかを確認しないままに利用したせい。為替の動きに翻弄されて、自分の時間が取れなくなってしまうような人はこういった金融商品は向きません。また、自分軸を持たずに、情報に振り回されるだけの人もいつまでたってもうまく運用するのは難しいでしょう。


住宅ローンの金利タイプ選びにも同じことが言えます。たとえば変動金利が固定金利に比べて低金利だったとしましょう。当然、金利が低い方が負担が少ないので良いのですが、変動金利は言葉の通り「金利が変動するもの」。金利が上がってきたら見直しが必要になってくることもあります。そのためには金利の動きを追う必要がありますが、それが面倒だという人も多いはず。気が付いたら金利が上がっていたということになってしまうことも。だからこそ、金利が低いというだけで金利タイプを選ぶのではなく、自分に合ったものを選ぶことが大切なのです。


金融商品選びは、まずは自分に合っているかどうか。ほかの人がうまくいっていたり、流行っていたとしても、自分にも合っているかどうかは別です。流行っているかどうかでなく、自分の持ち味に合っているかどうかで金融商品を選んでいきましょう。


さて、渋谷区のゆるキャラも今後の動向を見ていこうかな。とほほ。しょぼん

選択肢が多いことでの自由

以前、「くたばれ専業主婦!」という本がありましたね。テレビでも論争番組があって、横目で見ながら「どっちでもいいじゃん!プンプン」と思っていました。専業主婦か否かは、いつの世も話題になるテーマのようです。


最近もこんなニュースがありました。 <「働くママ」大幅増・・・専業主婦は減少


「ふ~ん、そうなんだ」とは思いながらも、「だから何?」とも思うわけで・・・。それぞれの家庭、個人の考え、事情で決まることだし、決めればいいことだと思います。


とはいえ、FPとしてあえて金銭的なことから言えば「出産後も、できれば働いて欲しい(働きたい)」と思います。


理由は簡単!「選択肢が増えるから」。


たとえば、月に2万円の収入が増えるだけで、年間24万円。10年で240万円、20年で480万円です。チリも積もればヤマとはよく言ったもので、かなりの金額になります(2万円がチリかどうかも、人それぞれですが)。


なんでもお金があれば解決するというわけではありませんが、お金があることで選択肢は増えることはあります。


たとえば保険。「お葬式代くらいは残しておきたい・・・」と考えて保険に加入する方が多いのです。しかし、「お葬式代」を準備する方法は保険しかないわけではなく、ある程度の現金(お金)があればそれで準備しておけばいいこと。保険に加入する必要はないわけです。何で準備するのかは自由。


マイホームの購入にも影響しますね。多くの方が何十年にもわたって住宅ローンを利用します。その間に何が起こるのかなんて誰にもわかりません。ここ最近よく見られるのが、不況による収入減で住宅ローンの支払いに苦労する方。たった数年でこういった状況に陥る方も。こんなときにも、一人の収入だけでなく、もう一人にも収入があると、打つ手が増えます。


つまり、働き手が増えるということは(金銭的な)選択肢が増えるということ。「選択肢=自分で選べる権利」だとしたら、それは「自由」を手に入れることにもなります!(って、話がデカくなりすぎ!?)


尾崎世代(※)の私としては、「自由」ほど大切なことはないので、もう四半世紀も働き続けています。まあ、働くことによる不自由もありますけどね。ニコニコ


専業主婦か否かなんて、誰かの意見で決めるものではなく、自分で決めればいいこと。ただし、単純に一家の中に働き手が二人いることでの金銭的なプラスはありますよ。


(※)尾崎世代:感受性豊かな頃に尾崎豊を聴いて「自由」に過剰反応してしまう人のこと(中森の勝手解釈)

二者択一できゃダメ?もっと臨機応変にならんものかね~

迷ったらどっちも手に入れてしまうことのある私は、色違いのスカートやセーターをいくつか持っています。食事では夫が犠牲になって、私の食べたいものを2つ注文するという荒業に出ることも!(夫、ゴメンラブラブ


まあ、こんなダメ妻ぶり(かつFP的にも・・・かも)を暴露したのも、以下のニュースに「う~んむっ」となったからです。


ニュースはコチラ ⇒ <「在宅勤務はやめて出社せよ!」の是非


要約すると、テレワーク先進国のアメリカで、テレワーク(つまり、ネット回線があればどこでも仕事ができるので、ここでは在宅勤務のことを表しています)を止めて、会社に出社するようにという企業が出てきているということ。


さて、これに賛成か反対か?と問われば、(かろうじて)賛成というのが私の考えです。理由は単純。「顔が見えるっていいじゃん音譜」と思うから。最近はフェイスブックなどSNSで、いつでも、どこでも、誰とでもっていうくらい気軽にコミュニケーションができますが、ほとんどが文字ベース。その文章から読み取れることも多いとは思いますが、それって自分がそう思っているだけで、実際にどうかはまた別。アッカンベーべーっだ!をしながら、やさしげな言葉を書いているかもしれないし、辛辣な言葉を書きながらも、実は泣きながらしょぼんかもしれない。


でも、顔って、表情って、しぐさって、もう少しわかることがありますよね。目の前にいて、その人の顔を見ることって、やっぱりいいなと思うわけですよ、気配を感じるだけでもね。それに、なんでもないことを共有するって、やっぱりなんかいいわけで。ボソっとつぶやいたひとことが気になったりすることもあるんですよね。ネットでつぶやくのとは、ちょ~~~っと違うかなと思います。


ただし、(かろうじて)賛成と書いた通り、出社に賛成という考えではありますが、それが「どちらか一方を」という二者択一だとしたら、なんか違うなーという感じ。週に1回は在宅勤務にするとか、全員が出社する日を月3回くらいは確保するっていうように、いい塩梅のところで、うまく使い分ければいいんじゃないの!と思います。


お金を使うときでも、節約一辺倒であることが正しいわけじゃない。使いたいときにきちんと使えるっていうことも大事なわけで、そのバランスは人それぞれ違います。


で、冒頭の私の暴挙ぶりをちょっとフォローしておきたいんですが、私だって、豪快に買い物ができるセレブなわけではないので、たいがいのものは選んで買っています。ただね、予算を1万円と決めてショッピングに行っても、1万円のワンピースよりも7,000円のスカートが気に入る場合もあるわけですよ。で、単純に色違いがかわいい!(女子はいつまでたっても女の子のココロを忘れないものですにひひ)と思えば、両方欲しくなるわけで、だったら買っちゃえばいいじゃないと考えるんです(自分に甘いだけ!?)。まあ、予算オーバーですけどね。オーバーした分は、どこかで帳尻を合わせればいいわけで、1万円と決めたからといって、そこで窮屈な想いをすることはしたくないなと。ただし、もう一回言いますが、どこかで帳尻を合わせることは必要ですよ。いつも予算オーバーしていたら、そりゃあ問題が出てきます。


食事だって、いつもいつも私の食べたいものを頼むわけではありません(あたり前ですねショック!)。ちょっと無理をしたら、その分のお返しをするのは、夫婦円満の秘訣です!(結婚23年目の私ですから、ここは自信を持って言えます!)


ようは、自分にとっていい塩梅っていうのはどのあたりなのかを見極めることが大事かなと。どのあたりがいい塩梅なのかは、会社内でも家族内でも夫婦間でも、それぞれ話してみなくちゃわからない。相手がいることなので、100%自分の思い通りになることはないですが、納得したうえでのパーセンテージなら文句もでないし、続けなければいけないことなら続きます。


納得できるいい塩梅、それを見つけ出すことはお金と付き合っていくうえでも、とっても大事です。そして、お金の使い方、つきあい方は二者択一では絶対に語れません。その真ん中であったり、両方選んだり、両方選ばなかったり、「自分に合った方法」があるはず。選ぶのは自分です!


ということで、自分の暴挙をフォローしきれたかじゃっかん不安な中森でした。ニコニコ