こんにちは^ ^
働く女性の豊かさをサポートする、
ファイナンシャルアドバイザー、
松見悠美子です^ ^
今日は、
『住宅ローンの繰り上げ返済』
のお話です。
住宅ローンは、なるべくなら、
早く返してしまいたい!
という人多いですよね。
確かに、住宅ローンを繰り上げ返済すると、
・毎月の返済額を抑えたり、
・返済期間が短くなったり、
・なんとなく「借金状態がイヤ...」という気持ちの負担を
軽くできたり。
という効果があります。
でも、この繰り上げ返済、
すべての人にとって、お得とは限りませんよ!
【その理由①】
今が低金利の時代だから。
以前の住宅ローンの金利が、4,5%くらいだった頃は、
「余裕資金は、繰り上げ返済へ!」と
よく言われていたようですが、
現在の、住宅ローン、2018年3月の金利。
フラット35で、1.4%台です。
繰り上げ返済よりも、
ローン金利より高い金利商品で、
どんどん運用していく方が、
手元に残る資金は、
ずっと大きくなる可能性があります。
1.4%以上の金利商品って、
いくらでもありますからね^^
繰り上げ返済よりも、
資産運用へお金を回していくことも
考えましょう^^
【その理由②】
住宅ローン控除がきくから
ローン返済期間が10年以上ある場合、
年末のローン残高の1%が、
所得税から10年間控除されます。
(年収、居住期間、住宅に関する条件などがあります)
例えば、ローンが、3000万円残っていたら、
所得税から、30万円控除されるということ。
これ大きいですよね^^
戻ってきた税金は、
固定資産税の支払いにも使えそうです。
【その理由③】
団体信用保険(団信)があるから
万が一、ローン契約者が亡くなった場合、
団信に入っていれば、それ以降の、
住宅ローンは免除となります。
あまり起こってほしいことではありませんが、
住宅ローン返済の期間は長いので、
そういう可能性がなきにしもあらず・・・
団信があれば、
過度の繰り上げ返済はいらない。
とも言えます。
【その理由④】
返済した代わりに、手元に現金が残らない。
おそらく、これが
一番、こわいところ。
以前の職場で、
「繰り上げ返済が、趣味!?」
という上司がいました。
その話を聞いてると、
共働き夫婦2人で、
ボーナスは、繰り上げ返済と旅行に使い、
貯金はゼロ。
とのことでした。
でもね、実のところ、
ローン返済の他にも、
必要なお金がいろいろありますよね。
例えば、
車の購入費用や、子供の教育費。
車のローンは、住宅ローンに比べて、
金利がとても高いです。
教育費も、大学入学前までに、
ひとり400-500万円くらい準備しておく必要があります。
ローン残高を減らすよりも、
大きな金額が必要な時期に、
すぐに用意できる、現金があるかどうか?
ということも、
考える必要がありますよ。
というわけで、
住宅ローンの繰り上げ返済についてでした。
もちろん、繰り上げ返済が、ダメ。
ということではありません。
ローンが、20年も30年も続くなんていや。
だとか、
退職して、収入がなくなった後も、
支払いが続く予定で、ローンを組んでいる人などは、
繰り上げ返済も、
有効な手段のひとつだと思います^^
要は、人によってそれぞれ。
そして、その時その時の時代によっても、
変わるのです^^
考慮にいれておくとよいのは、
金利
返済能力
現金での保有金額
です。
今日も読んでいただき、
ありがとうございました。
ファイナシャルアドバイザー
松見悠美子でした。