その昔 行きつけの ラウンジ でのこと 

ピアノ弾きに 必ずリクエストしていたのが コチラの曲 「As Time Goes By」

1942年の米国🇺🇸映画「カサブランカ」でお馴染みですね♪

酒場のオーナーを演じるのが ボギーことハンフリー・ボガート

沢田研二さんのカサブランカ・ダンディの歌詞でも有名です

「ボギー ボギー

 アンタの時代は良かった

 オトコがピカピカのキザでいられた」


男が惚れる オトコ でございます


映画をご覧になられると 2番の歌詞の意味も分かります

「ボギー ボギー

 アンタの時代は良かった

 オトコの痩せ我慢 イキに見えたよ」


そうなんです 「粋」イキ なんです


当時 ハンフリー・ボガート は憧れでした


「カサブランカ」は 甲斐性ある男と美女の恋愛映画です

恋人役の イングリッド・バーグマン の美しさは例えようがありません


行きつけのラウンジのホステスさんが まさに 私の イングリッド・バーグマン でした


いつものように リクエストした時のこと


飲み慣れたブランデーとは別にシャンパンを開けながら 彼女がささやいた

「この曲 お好きなんですね 確か カサブランカという映画ですよね ふたりが恋に落ちたパリで乾杯したのはシャンパンでしたね」


ケーキがテーブルに届けられると

「今日はお誕生日でしたね おめでとうございます 乾杯♪」


美しい容姿だけではない 彼女の気配り心配りに感動した私


この恋は実りませんでしたが 忘れることの無い 28歳の誕生日になりました


今でも この曲を聴くと思い出します♪