川端康成と借金の話 | 多重債務から脱却する方法

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日本人で川端康成を知らないという人はいないと思います。
簡単に説明をすると、川端康成は昭和初期に活躍した小説家です。
日本文学史に残る「伊豆の踊り子」「雪国」などの名作を残した
近現代日本文学の頂点に立つ作家の1人です。

川端康成というと小説ばかりが取り上げられますが
実はとんでもない借金魔だったという側面があるのをご存知でしょうか?

川端康成はそもそも金は天下の回りものという考えを持っていたようで
お金を返す気がないのに、お金を借りてしまうという
とんでもない人物でした。

エピソードには枚挙がなく、たとえば
ある日ぶらりと文芸春秋を訪れたかと思うと金庫から300万円を持って行ってしまいます。
川端康成は当時文芸春秋から本を出版していないにも関わらず
今のお金で2000万円以上のお金を借りていってしまったのです。

ノーベル賞の受賞が決まった途端に、富岡鉄斎の7000万円の屏風
1000万円の埴輪の首を購入。
合計1億円以上の美術品、骨董品を買いあさりました。
一体今のお金に換算すると、どのくらいの価値であったか……。
ちなみにノーベル賞の賞金は2000万円。
どれだけ金遣いが荒かったかが分かりますね。

川端康成は素晴らしい小説家であったと同時に
とんでもない一面を持っていた「変人」であったのは確かです。
借金返済を迫る金貸しが自宅へやってきても
「ないものはない」とキッパリ。
「金はあるやつが払えばいい」と言ったとか。
結局のらりくらり、暖簾に腕押しな態度に
借金取りも呆れて帰ってしまうほどだったそうです。

他にも川端康成には破天荒な側面が多く
小説家としてよりも、小説には描かれていない本人の逸話のほうが
面白い人物だといわれています。
同性愛経験もあるらしく、「少年」という作品はノーベル文学作家のBL作品と言われています。