こんにちは、一吉 真由美です。
前回は幕末の佐賀藩主 鍋島直正の
財政立て直しについてご紹介しました。
さて、直正は何度も手を洗う
癖があったそうで、どうも不安が強い人
ではないか？といわれています。
結局はその不安が幕末最強の
軍事力と科学技術を生み出すのですが、
それは、直正の生まれる6年前
の出来事に端を発します。
当時、佐賀藩は福岡藩と1年交代で
長崎を警護をしていて、
その年は佐賀藩が警備担当。
オランダ船の来航もないので
莫大な費用がかかることを
理由に警備体制を簡素にして
いました。
そうやって
気を緩めていたところ、
なんと（ ＾ω＾）・・・
オランダ船を装った
イギリス船がやってきて
水、食料、燃料を要求し
拒否したら港の日本船
焼き払うぞ！と脅してきたのです。
フェートン号事件。
結局なすすべもなく
言いなりでした。
幕府からその責任を問われ
長崎奉行と家老6名切腹。
藩主は100日の謹慎処分。
まさに改易寸前の大失態
となったのです。
その前提のもと直正の代には、
大国の清がアヘン戦争で
イギリスにうちのめされたのです。
恐るべしイギリス！！
次は日本に来る！
きっと来る！
日本も清の二の舞か！？
海外の情報が入れば
不安になりますよね。
領土割譲に及ぶことへの
不安、恐怖はいかばかり
だったでしょう。
1個の不安から空想で10個に
増やすことってありますよね。
ネガティブがどんどん増えてしまう・・・。
そこで立ち止まる人はたくさんいますが、
立ち止まらない人はやはり強いですね。
直正は、その不安を潰すために
できることをかたっぱしから
やり始めます。
不安でもリスクと向き合う
勇気を持ったのです。
財政立て直しを成功させて
出来た資金を西洋式の大砲
作りに投入し、
砲術、和算、鋳物、蘭学。鍛冶
の専門家を集めて、16回の
失敗を経て鉄製の大砲の鋳造に
成功し、最新式の兵器を持つ
有力諸侯として幕末の表舞台
に躍り出たのです。
改易寸前からの大転換です。
更に有能な人材を集めて
最先端の科学技術の研究所を
つくり、その開発を進めました。
軍事だけでなく殖産興業
にも力を注ぎ、明治維新後の
近代化の礎を築いたのです。
恐怖と向き合ってそれを
前進する勇気に変えることが
できるととてつもないものを
生み出せるんですね。
怖いとき立ち止まらないで
恐怖を片っ端から潰す。
そういう勇気を持ちたい
ものですね！
不安や恐怖を未来をつくる
力に変えたい方は
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おほほほほ♪
不安を潰して
金運惹き寄せてみる？
ではまたごきげんよう(^^♪