日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network」のネイティブトークン「ASTR」が13日にBinance USに上場しました。

Binance.USは、アメリカにおけるAstarトークンを扱う最初の暗号資産交換所となり、9月14日午前8時(日本時間)にASTR/USDおよびASTR/USDT取引ペアの取引を開始しました。これにより、ASTRは米国市場へ本格的進出するを果たしました。

Binance.USは、暗号資産リスク評価フレームワークを満たす資産のみを考慮し、連邦政府の法的要件を遵守していて、取引や開発に安全な技術を使用して構築された資産を選択しています。現在、基準を満たして上場しているアセットは100件強に過ぎず、ASTRは、ETH、SOL、AVAXなどの主要暗号資産とともに、PolkadotエコシステムからBinance.USに上場される最初のアセットとなったようです。これを機に、アメリカ人とアメリカに居住する人が簡単にASTRトークンを購入することができるようになりました。

アスターネットワークのファウンダー渡辺創太氏は自身のnoteで「web3においては現時点でアメリカが1番大きなマーケットであり、今後グローバルスタンダードなレイヤー1ブロックチェーンを目指す上でアメリカで高いプレゼンスを出すことは必要不可欠です」と述べた上で、アジアで勝負するだけではなく、将来的にはアメリカのチームが主力となるくらいアメリカでも本格的に勝負をしていきたいという意志を示しています。

Astar Network は、2021年の12月にポルカドットのパラチェーンとなりました。Polkadot自体にはスマートコントラクト機能がなく、DeFi等に関連するプロジェクトを実行できないため、スマートコントラクト機能のあるAstar Networkが、PolkadotのパラチェーンとなることでDeFi等に関連するプロジェクトに対する需要を満たすことができるます。また、Ethereum Virtual Machine(EVM)とWebAssemblyの両方をサポートしているため、開発者は、イーサリアム上で作成したスマートコントラクトを簡単に移植することができ、Polkadot上で新しいスマートコントラクトを構築することも可能となっています。

Astar Networkは、Polychainのほか、Crypto.com Capital、Alameda Research、などの大手暗号資産ファンド、Ethereum及びPolkadotを創業したGavin Wood氏、プロサッカー選手の本田圭佑氏、などから資金を調達しています。ガバナンストークンである「ASTR」は、大手暗号資産交換所のBinance、Huobi GlobalやGate.io、OKEx、などに上場しています。

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