世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」を運営し、VRサービスの開発ソリューションを提供する株式会社HIKKYは15日、株式会社NTTドコモを引受先とした第三者割当増資により、シリーズAラウンドのファーストクローズにて65億円を調達したと発表しました。

調達した資金は、スマートフォン及びPCブラウザ上で動くVRコンテンツ開発エンジン「Vket Cloud」を始めとしたVR関連サービスの開発体制の強化、オープンメタバースの開発及びサービス運営、バーチャルマーケット事業の開発強化やVRサービス事業の海外展開を含めた事業拡大、などに充当するということです。

HIKKYの舟越靖CEOは、「今後はNTTグループ各社の通信インフラを始めとした様々な技術、研究機関、世界的なネットワーク等を活用させていただきながら、独自のメタバース事業をさらに加速させていきます。」と述べています。

HIKKYが主催する「バーチャルマーケット」は、数千のリエイターや数多くのクライアント、100万人を超える来場者が参加するイベントとなっています。2020年には国際的なVR表彰式「VR AWARDS」のマーケティング部門で最優秀賞、日本の「XR CREATIVE AWARD 2020」で最優秀賞を受賞、2021年には2つのギネス世界記録を取得しており、VRイベント事業領域において世界的な注目を集める事業となっているようです。

また、「Vket Cloud」では、スマートフォンやパソコンから、専用アプリなどのダウンロードを行うことなく、URLリンクをクリックするだけでアクセスができるメタバースコンテンツの開発が可能となっています。マルチプレイにも対応しており、ボイスチャットやテキストチャットで同じ空間にいるユーザーとのコミュニケーションも楽しめるとのこと。

メタバースは、FacebookがMetaに社名変更して以降、話題となっています。メタバースでは、ユーザーが仮想の土地やアバター、建物を直接売買することができるため、暗号資産(仮想通貨)の利用が促進される可能性もあり、今後もメタバースと仮想通貨との関係に注目が集まりそうです。

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