あっという間に12月に入ってしまいました。2017年もあと1カ月。
毎度毎年思いますが、この時期はなんだか気持ちが「年末」に追いつかない気がします。
あれよあれよという間に、クリスマス、忘年会、そして仕事納めがやってくる…。
私のスキーシーズンも始まりました!
皆さんは如何でしょう?
それでは12月頭のトピックはこちら。
先日のマネーセミナーに来られた方からの質問にお答えする流れで保険ショップについてです
《生命保険各社、
保険ショップへの過度な販売促進廃止へ》
生命保険各社は、金融庁からの〝不透明な慣行〟という批判を受け、
2018年度から保険ショップとの関係を見直す事に決めました。
生保協会は自主規制を検討しており、各社は過度な販売促進策や便宜行為ととられかねない行為をやめる方向へ。
具体的には、特定商品の販売実績に応じて手数料を上乗せする「キャンペーン」と呼ぶ行為や、
一定の販売量を超えると手数料を上乗せする「ボーナス」と呼ばれる行為が該当します。
このほか〝表彰〟や〝研修〟と称した国内外の旅行、
特定の代理店に「広告費」や「協賛金」などの名目で対価のない金銭を渡す行為等もやめるという事です。
振り返ってみれば、生命保険は女性の販売員を主力とする営業で収益を伸ばしてきました。
しかし、共働き世帯の増加や、企業のセキュリティ対策としての〝オフィスの立ち入り制限〟
などから、生保各社は対面販売が展開しにくくなりました。
また、今まで獲得しづらかった若い世代の顧客への販売拡大が叶う為、
ここ数年、生保各社はは保険ショップとの連携を強化。
その結果、保険ショップは今や全国で2000店舗。保険契約の約10%が保険ショップでなされています。
〝保険ショップ向け〟の割安な商品を開発する生保会社も少なくありません。
しかし、生保会社側の意向が強すぎれば、保険ショップは顧客のニーズに対して自由に販売しづらくなります。
売り手の都合>顧客の要望
という図式が、ともすれば、まかり通ってしまっていたと言えましょう。
しかし今回の「見直し」で、保険ショップも生保の意向と関係なく顧客の相談に乗れるようになるので、利用者の使いやすさも増しそうです。
生保側の持ち出しが減れば、保険料の引き下げにつながる可能性もありますから、期待したいですね。
とは言っても、このコラムで再三申し上げているように、
保険商品の検討は、まずご自身がきちんと情報や知識を持たれる事が重要です。
その商品を、ご自身の生活、今後の将来設計にあてはめて、
「どんな時に、どの位役立つものか?」
を明確にイメージ出来るものを探すことが大事ではないでしょうか?
そうすれば、売り手の事情や都合に流される事なく、自分にフィットした良い商品を購入する事ができますからね!
100人に100通りの人生があるように、「みんなにとって良い商品」などないのです。
ご自身の将来設計に合った商品こそが「良い商品」。
それを見極めるのは皆さん自身だと言う事を忘れないで下さいね!
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