「HSP」。
遡ること10年前、この言葉に出会う以前は
社会と関わることにすごくパワーを使っていて、何とか環境に馴染もうと必死でした
今回は、HSPに出会う前の日常や仕事上での葛藤シーンを振り返っていきたいと思います。
目次
<1>HSPとは
<2>DOESから見える日常の生活
<1>HSPとは
この記事に辿り着かれた方の中には、
すでに色々な記事を読まれて深く知見を得ている方もいらっしゃるかもしれません。
私自身調べることが大好きで、探求し始めたら
あっという間に時間が過ぎています。
HSPの気質あるあるのひとつでもあるみたいですね。
皆さんはいかがでしょうか?
今回テーマにしたHSPとは、Highly Sensitive Person
(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略称で、
カナダやアメリカで臨床深層心理学を学ばれた
エレイン・N・アーロン氏が定義づけた先天性の気質を表し日本では「繊細さをもつ人」としてよく表現されています。
HSPを診断するツールはすでに存在していて、
全48個の質問に答えると自分の気質の強さを知る事ができます。
ちなみに私も久しぶりに受け直してみましたが、
127点でした!
いつ受けても120〜130点を行き来している感じです。
▼この人の本でHSPの特性を詳しく理解しました!
読みながら、きれいな小川が流れるように心が洗われました。
<2>DOESから見える日常の生活
エイレン・N・アーロン氏はHSPの特徴を「DOES」
という4つの言葉で定義づけしています。
D 「深く考える・処理する(Depth of processing)」
→ex.少しの情報から全体やその先に起こることを想像する力があったり、雑談よりも哲学や人生についてなどに関心が強い。
O 「過剰な刺激を受けやすい
(Overstimulation)」
→ex.ひとりの時間が必要(大勢の場は疲れやすい)、芸術や音楽によく感動する、見られていると感じると集中できない
E 「感情の反応が強く共感もしやすい(Emotional response and empathy)」
→ex.他人の機嫌に振り回されがち、周りのモチベーションが高いと頑張れるし低いと作業効率が落ちたりする
S 「些細な刺激を察知する(Sensitivity to subtleties)」
→ex.感受性が豊かであること、五感(視覚・触感・味覚・聴覚・嗅覚)が鋭く働いている状態。
《日常》に置き換えてみると、コンビニでパンを一つ
買う事においても、棚を見た瞬間から
「甘い系か塩系?菓子パンよりサンドウィッチの方が野菜がたくさん入ってて健康に良さそう…
ん、ちょっと待てよ、発色剤入ってるなぁ…
よし、ここは食パンにしよう。
6枚切りが良いけどカロリー考えたら8枚ぎりか。いや食べ応えあるかな、、上に乗せるものも保存料とか無い方が安心やな。どれどれ…うーん甘いものは全滅か。。」
こんな風にベストな答えを導きたいという想いが
強過ぎ(D)て、かれこれ15分店内を
行ったり来たりぐるぐる
徒歩1分のコンビニからやっと帰ってきた
私の手には、ツナ缶がひとつ。
(具材に使える!保存料なしで安心だ!
と思って買った)
それを見た夫はどうしてそうなったと心底思っただろう...
《職場》だと、
1.前職で行われる月次表彰の場で司会をした時、
期待に応えてちゃんと仕切らなくてはと
自ら設定した責任感をよいしょ(O)し苦しむ。
2.仕事辞めたい〜と呟く同僚の話を
聞きたくなくて(自分の考えに少しでも影響すると
なんとなく感じていたし、そうなることが当時は
怖かった(E)のだと思います)
聞こえないふりをしたり、時々静かな離れた席に
移動して仕事をしたりしてました。
3.月末の飲み会は大の苦手でいつも月末が
近づくと疲弊しやすかったりしました
(騒がしい環境(S)やどんどん会話のボールが
移り変わりする環境(S)に疲れやすい。
個別でゆっくり話すのは好き)。
HSPの気質を分析することで、
周りと比べて生きづらいと感じていた部分が
浮き彫りとなりました。
自分の心地よい環境を知るうえで、とっても大切な作業だったように感じます
同じ気質をお持ちの方のあるあるも聞いてみたいです