こんにちは
Dr.イ・ムンウォンです。
私は野生の花から治療成分を抽出し、脱毛症や頭皮疾患の治療に使用しています。
去る9月には済州島で育つクスノキの抽出作業を致しました。
クスノキは暖帯性植物であり、ソウルや京畿圏ではあまり出会えません。
韓国では済州島で見られ、日本や中国ではより一般的です。
クスノキは千年も生きると言う程、生命力が強いです。
済州島では古いクスノキを保護樹として指定し、管理することもあります。
(写真ソース: http://www.seminarbiz.kr/news/articleView.html?idxno=12687)
私はクスノキの抗炎症効果、天然防腐効果、血液循環促進効果を目的として使用しています。
クスノキには様々な成分があります。
特に樟脳または龍脳と呼ばれる成分(Camphor)が含まれており、独特の爽やかな香りがします。
実はこの成分と香り、皆さんには意外とお馴染みなのです。
私たちが虫に刺された時に使う虫刺されの薬にもこの成分が入っており、以前旅行に行くとたくさん買ってきたタイガーバームにもこの成分が入っています。
クスノキの抽出作業を行うと、龍脳に加え様々な方向性物質を含む粉末結晶体が得られます。
蜜蝋と混ぜて塗る軟膏としても活用できます。
ただ頻繁にではありませんが、龍脳やメントール成分にアレルギーがある方もいます。
患者さんにはアレルギー誘発物質があるのか、それが何なのか尋ねてから活用します。