子供は5年生の1年間、公立中高一貫対策の塾に行っていました。

 

公立の一貫校の対策塾には色々あると思いますが、子供が行っていたのはメインは

高校受験のための塾で、週に1度、公立一貫対策の授業があるというもの。

お弁当持ちなどではなく、夕飯までには帰宅する時間的にも余裕のある塾でした。

 

内容は、国語は論説文の読解がメイン、算数はかんたんな数列や周期算、

推理算のようなものをメインで扱っていたように思います。

 

内容自体は問題なく、いい内容だったと思います。

 

ただ、ひとつ引っかかったのが、先生がことあるごとに言う事でした。

 

「合格だけが目的ではない。合格しなくても、やった勉強は無駄にならない。」

 

公立の一貫校はその倍率の高さからやはり倍率も高く、さらに私立の難関校を

受験する子の併願となることも多く、その塾でも当然落ちる子のほうが多い。

 

そんなことはこちらもわかっていて、こちらも半分受かったらいいなぁという感覚で通わせている。

 

けれど、

「合格だけが目的ではない。合格しなくても、やった勉強は無駄にならない。」

これは、すべてをやりきった人が言う言葉ではないだろうか。

厳しい道だということはわかっている。

合格だけを目標にすると辛い、ということもわかる。

 

けれど、

絶対に、合格する!合格してみせる!

と思わない人が、合格するはずがないのではないか?

合格する子は、絶対に受かってみせると思っている子ではないか?

 

そんな中、先生が

挑戦する前から、合格だけが目的ではないと言うのはどうなのだろうか?

 

 

模試を受ければ、我が子の実力がどのくらいのものであるかなどはわかります。

過去問を解けば、目標との距離もわかります。

可能性があるかないかは、こちらもわかっているのです。

 

それでも、頑張れる原動力になるのは、絶対に掴み取ってみせると思える気持ちではないか?

その気持ちを、先生が折ってはならないのではないか?

 

そんな不信感がむくむくと湧いているところに。

6年生からお世話になった塾の塾長先生だけ、大丈夫、と言ってくれた。

まだ間に合うと言ってくれた。

受験10日前に、まだ間に合うと言われた時は本気か?!と思って笑えてきたけど

嘘でも、まだ大丈夫と言える

 

それが本当の「先生」だと思います。

 

子供の受験がどんな結果になろうとも、そんな素敵な先生に1年弱、お世話になれたこと、

子供の成長にどれだけいい影響を与えてくれたか

感謝しかありません。