今更ながらあけましておめでとうございます。
さっそくですが、新たなロッドを紹介したいと思います…例のヘビーソリッドはとっくに完成してますが、書くんメンドイだけです…そのうち書きます。
さて、3人乗船時用の6ft7inのロッド、ベイトが完成すればスピニングもいじりたくなるモノ。
既にハマスピと冴掛の中途半端ブランクを使って6ft4inがあるんですが、やっぱり64は短さゆえにキャスト時のしなり幅が狭くて戻りが早いというか、ちょっと使いにくい。
特にジグヘッドのミドストをやるにあたっては硬すぎる。『やっぱりLUXXE746s使って作るかな』とも思ったんですが、コレはコレで短すぎるし、3〜4インチワームなら良いと思うんですが、5インチ以上のワームを使うなら柔すぎる。
で、見つけましたよ。
Gamakatsu LUXXE Sports756sです。さっきのブランクと違ってパワーは5、いわゆるMLなんでコレがベストなんでは?と思い、安かったのもあってネットでポチりました。
新品未使用、綺麗な状態なのに申し訳ありませんが、いつものごとく全バラしますよ。
一応記念に。スペックはこんな感じです。グラスが12%って結構高いんちゃいますかね。
コレはグリップジョイントではないんですよね。もしコレがブランクスルーなら…エンドを1インチ延ばして6ft7in化出来るワケです。
それにしてもデカくて見るからに重そうなステンレスガイド、色が黒なのも時代を感じます。
今や貴重なこのロッド、でも誰も使わないなら思い切ってバラしてリビルドするワケです。
ちなみに、元のガイドは全部で約3g。
本当に、ブランクの下半分はダイワのマグナムテーパーみたいに急テーパーですが、先半分のローテーパーの部分が普通の竿よりずっと長い、ちょっと変わった形状です。
まぁ、コレがテーパーを『スローティップレギュラー』と表現される理由なんでしょう。
で…バラしてみたらカーボンパイプが使ってある…残念ながらブランクスルーではなさそうです。
じゃあ問題はこのカーボンパイプと重ねシロをどれほど取って接着してあるか、である。
重ねシロ…短い…マジで45mmほどしかありません。ブランク元径は9.2mm。その5倍の長さで接着してあるワケです。
過去に色々見た経本やビデオでは、ブランクとグリップのカーボンパイプの重ねシロは5〜10倍で解説されてましたが、最低限の重ねシロは確保されてるって状態。
まぁソレはソレで良いんですが、要するに延ばす余地が全然無いってコトなんですね。
ちなみにこのブランク、結局長さは1,703mmしかない。
(正確に測るため、ティップ先端を100mmの位置に合わせてあるんで、読み値-100が実際の長さです。)
これまで作ってきたグリップ構造で作るなら、6ft7inどころか6ft4inでも多少誤魔化さないといけないレベル。
果たしてどうするのか。まぁ今まで作った竿で全然釣りには行けるんで、ちょっと考えたいと思います。