先週の金曜日(7月14日)に「中原街道」の3日目(最終日)を歩きました。三ツ境駅からゴールの平塚御殿までです。折しも、この日も連日の猛暑日で、東京・神奈川には熱中症厳重警戒が発令されておりました。
3日目第1幕のマップです。
三ツ境駅からのスタートです。駅前の厚木街道を歩き、中原街道と交差する辻には、「二ツ橋地名由来の碑」や「石橋供養塔」、「八王子往還と神奈川往来の分岐点を示す道標」があります。
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「二ツ橋」の地名の由来の石碑によりますと、
1613年(慶長18年)に徳川家康がこの地で読んでいる句の中に由来している地名がありました。「しみじみと 清き流れの清水川 かけ渡したる 二ツ橋かな」と。
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しばらく歩くと、「梛の木の石碑」があります。それによりますと、 ・・島津久利がこの地に薩摩から取り寄せた椰の木を植え、1844年の江戸城での大火の際、椰の木を伐採して中原街道を急送し、復興したと伝えられています。
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ここにも、石造物が並んでいます。刻まれた文字を読むと、「相州鎌倉郡瀬谷」と書かれています。江戸時代には瀬谷は鎌倉郡に置かれていたことが分かります。
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向かい側には「宗川寺」があります。「寛永2(1625)年に富士重須本門寺第12世日賢上人開山、石川宗川開基」というお寺です。
山門をくぐったところに二本の銀杏があります。昔から「夫婦銀杏」として、安産祈願の信仰があります。
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「境川」は江ノ島まで繋がり、相模湾に注いでいます。道大橋を渡ります。ここから先は大和市になります。
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この坂も猛暑日には堪えます。
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坂を登り切り、しばらく歩くと、何と、高原に来たかのような景観!
実は、「厚木海軍飛行場」。 厚木海軍飛行場は、第二次世界大戦後、アメリカに接収され、連合国軍最高司令官マッカーサーが降り立ったことで知られているところですね。
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厚木基地に駐留している米海軍航空隊は2017年より順次、岩国への移動を開始し、2018年春頃に全部隊の移駐が完了する予定と言われてい
ます。
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厚木基地は、米海軍航空隊と海上自衛隊が共同で使用している軍事基地で、米海軍航空隊が移駐した後は、海上自衛隊の専用基地になるようです
望遠レンズを向けましたが、米海軍航空隊のジェット機はいませんでした。ここを拠点とする「空母ロナルド・レーガン」は朝鮮半島に行っているのかもしれませんね。
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深谷原の信号機の脇に、フェンスに囲まれた庚申塔群があります道標も兼ねていて、「文化11年。南大山道」などと書かれています。
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しばらくの間、こうした感じの旧中原街道を歩きます。
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しばらく歩くと、「大法寺」があります。門前の松の木が美しく整えられています。 (大法寺は日蓮宗で、応永2年(1395)日叡上人によって開山)
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道路端に置かれた石造物。
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平日の午前中にもかかわらず、順番待ちしているお店を発見!
ミートショップ大久保は、神奈川県のブランド豚肉「高座豚」の専門店で、ハムやソーセージ、豚味噌漬けなど贈答用に買う方も多いようです。ここも覚えて置くことにします。
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「用田」の交差点には道標と不動明王乗った碑があります。道標には「西座間村」などと書かれていました。
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(続く)