レコ発ツアー番外編② | 短篇集

短篇集

新潟県は中越地方、人口四千の港町・出雲崎町出身のシンガーソングライター「Mondeo」のブログ。
自身の日々の活動などを発信していきます。


こんにちは、Mondeoです。
今回もまたツアーの番外編です。


4/12(木)


前日の大惨敗だった沖縄市でのライブから一夜明け、この日は那覇市への移動日。

夕方、バスで那覇市へ到着し、この日から連泊するゲストハウスへチェックインの後、僕はある人と待ち合わせをしておりました。



実は、僕には沖縄県に恩師と慕う人物がいる。

その人は、僕が中学生だった頃に新潟県で発生した「新潟県中越地震」の災害復興教員の募集で沖縄県からわざわざやってきた先生で、地元の出雲崎中学校にいたのはわずか1年間でしたが、遥か南国からやってきた先生は、とびきり明るい性格や社交性も手伝ってたちまち町の人気者になりました。

僕は中学校を卒業した後、高校生になってバイトを始めて、貯めたお金で一度その先生を訪ねて沖縄へ行きました。

その同じ年に今度は修学旅行で沖縄へ。

そのとき以来、実に10年ほど沖縄へは行く機会がありませんでしたが、今回のツアーでやっとこさ来る事ができました。

そして「全国ツアーをやるよ」という旨を、もうずいぶん経つから僕のことを覚えているかどうか分からないけれど先生に電話で伝えてみたところ、バッチリ覚えてくれていて、あの時のテンションのままとても喜んでくれたのでした。

そうして、この日の夜に僕と先生は10年ぶりに再会したのであります。


「沖縄へ来たらまずステーキさ~」
と言って僕に近所のステーキハウスでご馳走してくれました。


その後は沖縄では有名なブルーシールというアイス屋さんに連れて行ってくれました。

10年間の積もる話に花が咲き、沢山おしゃべりしました。

その後の行程を話し、ライブにも時間作って来てくれるというので、また再会を楽しみにこの日はお別れ。

再会の喜びに満ちながら、就寝。