安全な飼料生産のために | もんでん英慈オフィシャルブログ「立ち上がれ農業!」Powered by Ameba

安全な飼料生産のために

 もんでん英慈です。おばんでございます。


 本日は、福岡にあります、ジェイエイ北九州くみあい飼料さんに伺いました。こちらでは、畜産や養鶏用の配合飼料を生産しておられます。

http://www.jakks.jp/index.html



 出入りの車輌を、タイヤ回りを中心に丁寧に洗浄していました。また、24時間でガードマンを配置し、不審車輌がないかなど、チェックしているそうです。


 なぜこうした対策をとるのか。


 それは、口蹄疫の発生を予防するためです。


 今回の口蹄疫の感染経路については、様々な憶測が飛び交っており、政府としての統一見解が未だに出されていないことも問題だと思いますが、外国産の稲わらや飼料が原因の一つではないかとも言われています。


 くみあい飼料さんでは、配合飼料の生産にあたって、ISO9001認証を取得し、徹底した品質管理と工程管理をされています。この工場にウイルスを持ち込まないためと、生産された飼料にウイルスを進入させないために、前述のような入念な対策が行われているのです。


 国内の工場では、こうした努力があってこそ、安全な飼料生産が出来ているのだと実感しました。


 口蹄疫の影響は大きすぎます。被害を受けた農家の方、現場で業務にあたっている方、非常事態宣言により影響を受けられた方、本当にお気の毒に存じます。


 今回の政府の対策は、最低限必要な措置です。将来発生しうる口蹄疫の予防策について、「飼料」という観点からも考えることが必要ではないでしょうか。


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