「湯圓おいしかったな……」と一息ついていたら、上海在住の親友・みっちーから着電。
「仕事が終わりそう」
今回みっちーは仕事の合間に、わたしの一人旅を気にして夜ごはんやランチに行ったり、土日の1日をつぶして遠出に付き合ってくれたりしていました。
上海最後の夜だから、と時間をつくってくれたようです。
ありがたいみっちー愛してるよ
S嬢とは地下鉄の中でバイバイ。
地下鉄の中で「またねー」って、手を振って別れる。まるで地元福岡にいるような気軽さよ。
初めての「うツアー」、とても楽しかったのはあなたのおかげです。S嬢、ありがとう
みっちーと合流して二度目の火鍋を食べたあとは……
みっちー行きつけのゲイバーに行きました。書いてないけれど、実は滞在中2度目です。
特に自分から言うことはありませんが、アライ(LGBTフレンドリーな人)なのが伝わったのか、ママにいじられて会話が弾んで、このバーはとても居心地が良い場所でした。
どんな人だっているしどんな指向であっても人として尊敬したり、逆に嫌になったりするのは変わらない、と思っています。
「最後の夜だし、まだ飲むよね」とママ。懐と引き出しの広さがもう、ほんと、素敵な方でした。
店員の男の子に「あなた可愛いね」と言ったら、「可愛いって日本語でなんていうの?」と聞かれ。
「可愛い(カワイイ)」とメモに漢字を書いて、「中国語では?」と尋ねると「クーアイ」。互いに「クーアイ」と言い合う。ただの酔っ払いが完成。
途中、ママが「ファースト・アイドルは?」と聞いてきた。
私が「河合奈保子です」と返すと、ママ「あんたいくつよ?」。わたしが幼稚園生だった頃のアイドルは河合奈保子だったんですー。
ダンスも真似して踊ってたんですー。という会話を交わしつつ、テキーラ含め飲んで飲んで飲みすぎて……
翌朝、起きたら、予約していた帰国便の離陸まで2時間でした。
びっくりしすぎて、全裸(上海で寝ている時は全裸だった)で5分ほどうろうろして、最短で空港に着くルートを必死で考えました。
考えた挙げ句、タクシー→リニアと乗り継いで、自分でもビックリの45分で空港に到着したものの……
離陸40分前だったので、「もう、乗れません」とすげなく断られた。
「なんで!乗れるでしょ!まだ飛行機は飛び立ってないし!」と言いつのっても、
「いえ、乗れません。すみません。スタンドバイしてください」だけ。
「スタンドバイ」の意味がわからないから、「これに乗らないとまずいんです、帰りたいんです、乗せて!」と言うけれど乗せてくれない。
カウンターに貼り付いて、嘘泣きして「乗せてー」って言う日本人。
さぞやめんどうくさかっただろうな。途中で日本語が話せるスタッフが出てきて「規約でもう乗れないんですよ……」と諭される始末。
「スタンドバイ」は、日本人としては映画「スタンド・バイ・ミー」がなじみ深いから、線路歩くことかと思ってしまいましたが、予約待ちをスタンドバイと言うようです。
わたし会社員なもんで、明日から普通に仕事があるので、なんとしてでも今日のうちに日本に帰らないといけない。
カウンターにすがってスタンドバイしたら、夕方の便がとれました(定価で)。
11:55発の乗るはずだった飛行機を見送り、夕方の便がとれたので……
とりあえず昼ごはんを食べる。「東方既白」で中国人が高確率で食べてたメニューが気になって。どーんと肉。
おや、あと5時間も自由じゃないか。と、電車で都心へ舞い戻る。ほんと懲りないな。
朝起きて慌てすぎて、ホテルに忘れ物(携帯の充電器)をしていたので取りにもどりました。
ロンジモンドホテル隣のリーズナブルなホテルだったけど、わたしの忘れ物をビニールに包んでとっておいてくれました。シェシェ!
それからタクシーにのって…「ナンジントンルーディーティエ」と言ってみる。
着いた。通じた。唯一覚えたディーティエ。地鉄。
知っている場所を伝えただけであって、ここはそんなに好きではない街です。
古くもなく新しくもない、上海の景色。何度来ても「ザッとした」感じがする。
ぷらり散歩もしたし、余裕をもって……
リニアに再び乗ります。
本日二度目。
二度目ともなれば、写真を撮れる心の余裕がある。
お決まりの速度をパシャ。
なんでこのエスカレーターを今日二度も上がっているんだろう。
6万円弱(片道定価)で明日の仕事に間に合わせてくれる救世主。
トラブルはいつも以上に多かったけれども、楽しかった!再見上海。
その後、著しく中と日の国際情勢が悪くなり、さまざまな報道がなされ、この国を訪れることはありませんでした。
国としては、ね……非常にやっかいだなと思っています。
ただ、そこで暮らす人は、単に「そこで日常を営んでいる人」だった。素朴で親切。たまにぼろうとするアジアらしい商魂たくましさ。情報統制なされているがゆえの無邪気な発言。
その「人」までも否定する気になれない、そんな気分です。楽しかったのは事実だから。
+++++
さて、一旦、これまでに訪れた海外の記録はここで終了です。
この後、オンライン海外旅行の話題がメインになるのと、コロナがあけても数ヶ月かける長期の旅行は難しいので、Amebaとブログ村の参加ジャンルをどうしようか悩みました。
「海外旅行ジャンルに変更しよう」と思ったものの、これまで更新してきた310以上の記事はほとんどが世界一周の時のもの。
その記憶と記録で、ここまで続けてこられたので、やはり、ジャンルはこのままにしておこうと思います。
もう2周くらいしたいし。その野望を温めつつ……。
+++++
駆け足で航路だけは世界一周!
クリックいただけると励みになります♪
にほんブログ村
にほんブログ村