役職でもない先生でもない
他人から深々とおじぎをされたことなんてない

作り笑顔でもなく営業でもなく
彼は深々とおじぎをした

他人に頭を下げられるのが居心地の悪いものだと
初めてわかった

空中を見ていないで私の顔を見てください
何も求めてはいないのです

なかなか気づいてくれなくて戸惑う
背中が少し見えて上に不思議なものが見えた

山と男性と女性と小さな子供
おじぎは人の生い立ちを見せるようだ

彼だけでなくたくさんの人が
一斉におじぎをしているような気がした

深々とおじぎをした時人の背中が少しだけ見える
その人間の背負っているもの

歩いてきた道の跡
後押ししている他の力

おじぎとは頭を下げて相手を持ち上げる行為だと思っていたけれど
自分の後ろ側を見せているってことを教えてもらった

作り笑顔は下げて背中を見せた時
その一瞬が語るものはデカイ

頻繁に使うな
大事な背中だ





今日、満開の桜を見た
白なのかピンクなのか
どちらでも良いではないか
ただこうやって桜を見れるのなら










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