コクサイトルーパー。
いや、このモデルガンが出た頃はまだ国際産業だったかも。
昭和60年頃に新品で買って、30年くらい持ち続けてたんですが、事情があって手離しましてね。

手離して数年経ちますと、再び手元に置いておきたくなって、中古で手に入れたのがコレ。




前に持ってたヤツは38splの空薬莢がきれいに収まっていたんですが、この個体はなぜかそうはいかないみたい。
カウンターボアードのシリンダーリセスが浅く、カートリッジリムが半分くらいはみ出してしまうのです。


写真でお分かり戴けるでしょうか。
リセスを彫り込んでみました。
彫刻刀というものを久しぶりに手にしましたが、ガリガリと地道に少しずつ削って、リムが2/3くらい収まるように加工しまして。



すっぽり収まるまでにはもう少しかかりそうですが、これくらい浮いていてもシリンダーは収まって回転に支障もありません。

国際はS&Wリボルバーでモデルガン革命を起こしましたが、それよりも前にこのトルーパーが国際産業大変革の大きな礎になっていることは知られていません。

実物グリップを着けると、ぐっと見映えがよくなります。
このモデルガンも、今後新品で製造される可能性が極めて低い、隠れた名機です。