【ダービー展望[2]】先輩上回るペルーサの圧勝-青葉賞 | 【アメブロ版】もんまのコラムスクランブル

【ダービー展望[2]】先輩上回るペルーサの圧勝-青葉賞

トライアルの分析に移る。まずは青葉賞。今年から優先出走が2着までとなった。

中団で折り合ったペルーサが直線で楽に抜け出して4馬身差で4連勝。若葉Sでは多少見せていたモタれる面も見せず、真っ直ぐ走っていた。若葉Sから皐月賞をパスして臨んだ一戦だったが、トライアルとしては十分すぎる内容。前半1000m60.0はこのレースではやや速めの流れ。後半1000m58.5は04年(ハイアーゲーム)と並んで最速。しかも、今年は後半4Fが連続して11秒台というハイレベル決着で、それを自分から動いて勝ちに行ったペルーサは強いの一言。勝ちタイムも上がりも藤沢厩舎の先輩でともにダービー2着のゼンノロブロイ、シンボリクリスエスを上回るものだった。

2着トゥザグローリーはペルーサを見る位置から。追い出してからの反応が少し鈍い面もあったが、外から伸びてきて2着確保。デビューから馬体が22キロ絞れてようやく走れる体になってきた。キャリア2戦を考えれば好内容だが、勝ち馬には上がりで0.5秒劣っていた点からも力負けの印象が大きい。

《レース評価》過去の青葉賞の中でも最も優秀といえる内容で勝ったペルーサの強さが際立った。若葉Sで皐月賞2着のヒルノダムールを完封した実力は皐月賞組と同等であることを証明した。

年 馬場 タイム 前3F前5F上3F上5F 勝ち馬
2010 良 2.24.3 35.1 60.0 34.5 58.5 ペルーサ
2009 良 2.26.2 35.5 61.0 35.0 59.7 アプレザンレーヴ
2008 稍 2.26.9 36.2 61.8 34.8 59.6 アドマイヤコマンド
2007 良 2.26.3 34.9 60.0 35.5 60.9 ヒラボクロイヤル
2006 良 2.25.3 35.7 60.4 35.3 60.3 アドマイヤメイン
2005 良 2.26.9 36.2 61.9 34.7 59.2 ダンツキッチョウ
2004 良 2.24.1 35.0 60.2 34.1 58.5 ハイアーゲーム
2003 良 2.26.3 35.9 59.7 34.5 59.7 ゼンノロブロイ
2002 良 2.26.4 36.5 62.4 34.6 59.1 シンボリクリスエス