北京・Ma Chine...

北京・Ma Chine...

旦那様はマイペースな中国人。

日本に連れ込まれた旦那様の奮闘や、
中国を好きになろうと切磋琢磨する
私の日常・・・

「私も持ってるんです」

 

とか、

 

「私も全色買いましたー」

 

という店員さんが苦手だ。

 

時と場合、又は、わたくしのご機嫌にもよるが(どーでもよい)

 

「えっ…だ…だから、何?」と感じてしまう。

だってあなたと私は年齢も見た目も何もかも違うじゃない?参考にならんって!!

 

 

 

と思うのだ。

 

先日、洋服のプチプラ系セレクトショップに立ち寄った。

20代と思しき店員さんは、私が手に取る商品のほぼ全てに、

 

「私も持ってるんですけど」という枕詞をつけてセールストークをする。

 

失礼にならない程度に相槌を打ちながらかわした。

この女の子、とってもフレンドリーに、

 

「お買い物の途中に立ち寄って下さってありがとうございます」とか、よくわからないリップサービスも多め。

 

さて、お会計。

ショップのアプリ云々となり、名前などを入力していると、

「すみません、名字はなんとお読みしたらいいですか?」と聞かれた。

 

わたくし、中国名字ですからたま〜にそう言われる。

 

答えると、

 

「うわぁ、カッコいい、すごい名字ですね、初めてです〜、え〜、なんかすごくないですか?」

 

と言われてうろたえる。

 

いやいやいや、ぜんっぜんかっこよくないし、中国全開やがな。

そもそもすごいとは?

 

思わず、黙り込んだわたくしを見て

 

「あ…なんかすみません、1人で盛り上がってしまって」

 

とシュンとする可愛い子。

 

あ…なんかごめんなさいね。

「えー、ありがとうございますぅ。ちょっと中国っぽくないですかぁ?」とか言ってもいいんだけど、

50も過ぎると、変に度胸がついちゃってね。

あなたのテンションに合わせて疲れたくないのよー。

 

と思いながら、お店をあとにしました。

 

でも一生懸命仕事をしていた可愛い店員さん。

ちょっと無愛想だったけど又行くからね、

許してね。

 

と思いながら。