シングルマンを観にいってきました。


ひさびさに街に出て。


マイナー映画をみよう!仲間のちーちゃんとともに。



感想。(ネタバレ含みます!鑑賞予定の方注意)


まず、よかったところ。


映像がとてもきれいだった。


映像というか、人物の撮りかたがとてもキレイ。


人をいかに美しく見せるかに重点を置いて


撮った感じがした。


監督はこれが映画監督デビューとなるトム・フォードで


グッチやイブ・サンローランのデザイナーでもあった人らしい。


納得、という感じ。




ストーリーはちょっと難解だった。


物語が静かに流れるのでずーーーっと意味を考えながら


観た。


あんなにずーっと考えながら映画を観たのは


ひさしぶりのような。




印象的だったのは、主人公ジョージの心理に合わせて


シーンごとに色調が変わるところ。


物語は、自殺を決心したジョージの朝起きてから最後のときまで


人生最後の一日を描いているのですが


冒頭はほとんどモノクロに近いほど色がうすいシーンが続くのです。


最初はそれがすごく気になって


時代設定が古いから?


とか


カメラのせい?


とか、おそまつな推理をあれこれ重ねましたが


失った恋人との回想シーンや親友と過ごす時間など


主人公ジョージの心が揺さぶられる瞬間になると


急に画面が色鮮やかになったので


ああ、心理状態に合わせてたのか~と


納得しました。



大学教授をしているジョージの教え子のひとりである


ケニーという青年が途中から出てくるのですが


この子が天使みたいに可愛かった。


実際、このケニーが最後の最後にジョージを救ってくれるので


ある意味ほんとうに天使のような役割だったのかも。




ハッピーエンドとはいえない終わり方なのに


妙に納得できるしめくくりでよかった。




悪いところを言おうと思ったけど


まとめてしまったので、このへんで終わりにします。




でも映画が終わってちーちゃんと共通して語り合った言葉は


むずかしかったね。。


の一言でした。




グッチやイブサンローランと同じように


私にはちょっと手の届かないお話でした。





それにしても主人公を演じたコリン・ファース


すっかり年を取ってしまったなぁとしみじみ。


時の流れに思いを馳せました。




$日々のmonchoi

かっこよかった(と私が思っていた)頃


$日々のmonchoi

映画のワンシーンより

それにしても最近ゲイの役ばかりなのはいったい・・・?