夏休み中もずっと考えていた、支援学級じゃなくても本当にいいのか、という想い。
担任に話すと、校長先生ともう1度話してみましょう、ということになり、時間を取って下さった。

トイロニジで教育委員会による就学説明会を開いたとき、支援学級に在籍しても、年間の単元の1/3程度までなら普通級で一緒に学ぶことができ、朝の会、帰りの会はそこに含まれないので、今と同じように一緒にできるという話だった。

1歳からずっと一緒で、同じクラスの一員であるという今の友だちとの関係を大切にしたい反面、本人の能力には到底難しいことをやらざるを得ない環境が、本人にとってしんどいことなんじゃないか、という想いが募っていて。


けれど、校長先生の言葉を聞いて、気づいた。
しんどいのは私だったんだって。

校長先生は、ことりさんにできることは本人も積極的に楽しんでできる。
そうじゃないときは、保健室に行ったり、2年生の教室を覗いてみたりしてもいいんじゃないか。
できないことだけに目を向けるとしんどくなる。
学習の中でも、今の段階で全く授業に参加できていないわけでもないし、むしろ、今の段階では全然問題ないと思う。
他の子から、なんであの子だけ別のことをしてもいいの?って聞かれることがあっても、「お家の人と、ちゃんと話をしてるんだよ」って、理解ができるように説明します。
だから、色んなことがあっても、その都度一緒に乗り越えていきましょう。

って、言ってくださり、涙、涙、、、
学力は二の次の思ってるつもりが、どこかでそう思い切れていなくて、差が開いていく現実がしんどかった。
校長先生は私よりもずっとことりさんのことを分かっていて、いつも的確に答えて下さる。

まだ、支援学級に行く時期じゃないですよ。

そう断言してくれて、良かった。

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トイロニジの就学説明会の最後に一言あいさつをさせてもらったときにも話したけれど、障害のある子が就学するとき、よく「教育委員会や学校と戦う」ということを聞いていました。

でも実際に就学してみて、そんなことはなかった。
教育委員会の方々も、それぞれのできる範囲でできることをやろうとして下さるし、学校の先生も人間。子どものためにどうしたら良いのか、お互いに思いやりを持って、コミュニケーションを取れば、きっと良い方向へ進むということ。
戦うんじゃない。
仲間をみつけること。
寄り添ってくれる人はたくさんいる。

そんな話をさせてもらいました。

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ほぼ自分ひとりで作り上げた作品。

感動。