コトさんの担任と、支援員の先生と、私の三者懇談の場を持って下さいました。

1学期のふりかえりを。
生活面。
階段の上り下りは安全のため、誰かが付き添うことにしていたけれど、1人でも大丈夫になった。
排泄の失敗は、入学してから頻度が少なくなり、ほとんどなくなっている。が、体調が優れないとき、暑くて動きたくないときなど、トイレに行かず…ということがすこし前にあった。
まだ1年生で他にも失敗をする子はいるので、特別なことでもないし、失敗をしてからの着替えも1人でできるので保健室の先生も見守ってくれているそう。
トイレには女性の先生が付き添ってくれているそうで、付き添うのが遅れると鍵をかけてしまうので出てくるまでに時間がかかるとか…
てっきり、いつも1人で行ってるもんだと思っていたので逆に驚いた。
ま、鍵をかけて個室にいる時間も、コトさんには必要な時間なのかもしれないし、実際、自宅でも個室でも鍵をかけて大声で歌を唄っていたりするので…


学習面。
国語。音読や、ひらがなカタカナはできている。
文章で書かれていることを問われると、難しい。
でも、登場人物について聞句と答えられるので、そういう質問でコトさんが挙手をして発言できるように配慮してくださっているそう。
算数。たし算も引き算もまだまだ。2学期になると、くり上がりのあるたし算に入っていくので、更に難しい…支援員の先生の介入だけでは、ノートを取るのもやっとの状態。
2学期からは、算数に限って、コトさんの理解に合わせたプリントを用意して、クラス全体とは違う内容になるけれど、みんなと同じ空間で算数をやるということで対応していこうと。
テストと宿題も、みんなと同じ内容では難しいので、今後の検討課題に…
その他の教科は特に問題なく。


友だち関係。
最近、手が出てしまったり、良くない言葉を使ってしまうことがあるらしい。
友だちが泣いてしまうこともあるようで、そんなときは支援員の先生が仲裁に入って状況を聞いて謝るように促したり。
謝ったら褒めるようにしています、と言われてたけれど、褒めてもらうために謝るのは本意ではないので、その後同じことをしないように約束をすることを付け加えてもらうように。


このまま通常学級で良いのか。
自問自答の日々の中で、はっきりとしていることは、コトさんが1人でいる時間が増えたときは、通常学級にいる必要がなくなった時だということ。
支援員の先生は特別支援教育に長く携わってこられたそう。特別支援教育は一人一人に合わせたカリキュラムで丁寧な支援ができることは重々承知だけれど、分け隔てのない社会で生きるための力は、通常学級で大きく育つと思っている。
自立、障害者枠での就職へ向けての学習は、中学に入ってからでも遅くないと思うし…コトさんの様子をよく見ながら、クラスの様子をよく聞きながら2年生をどうするのかも、考えていかないといけないなぁ。




今日の話の中で感心したこと。
2年生も通常学級でいくのか、違う選択肢があるのか…という話をしていたときに、担任が「私は、お母さんがたくさん考えて希望されることに、全力で協力します。きっとそれは校長先生も同じで、お母さんの想いを尊重して全力で協力するって言ってくれますよ」って言葉。
普段から校長先生と担任との間で、そういうやりとりと信頼関係があっての言葉だと思う。
いつも熱心な先生方に、心から感謝。