トイレのスリッパを、10年ぶりに新調した。
見た目も、以前のものとはずいぶん違うし、 履いてみると、足の裏にふわふわとしたクッション性も感じる。
「スリッパ替えたんだね」
と、家族がそういってくれることを、私はちょっぴり期待していた。
ところが、誰も何も言ってこない。
がっくり。
みんな、気づいていないの?
まさか、そんなことはないと思う。
だけど彼らにとっては
トイレのスリッパが新しくなったということは、わざわざ口にするほどの出来事ではなかったのかもしれない。
「ふーん、新しくなったんだ」
心の中でそう思って、それで終わったのかもしれない。
とにかく、私は、がっかりした。
たかがスリッパ、 されど、10年ぶりのスリッパ。
新しくした私にとっては、ちょっとしたイベントだったのになぁ。
残念。
note過去生の話

