四月になれば彼女は

を見て

わたしは、感情移入できなかった。


以後ネタバレあり


なんで感情移入しなかったのか?

風君も泣いてはいないらしいが(笑)

人生経験のある大人じゃないから?


だけど、わたしは、その逆だなって

おもったんですよ。


ストーリーは

佐藤健さん演じる藤代と森七菜さん演じる花

の学生時代の恋愛

その後医師になった藤代と長澤まさみさん演じる弥生との恋愛が

交差しながら進みますが


三人とも、若いんですよ。

わたしより若い三人

しかも、三人ともなんか病んでる💦


若い頃って自分もそうだったけど

なんか複雑に物事をとらえて、ややこしくしちゃうんですよね。

でも、そんな時期をすぎた今となっては

なんであんなに複雑にしちゃったんだろう?

って、思う部分があったりして


あのストーリーにいる三人の

恋愛にまったく共感できなかったわけです。


経験がないからではなく

経験したあとだから

青臭くみえてしまった。


たとえば、花のたぶん始めての恋

自分よりも大切な人ができた瞬間の恋

永遠に続くとおもった恋


それから

弥生の、愛を終わらせない方法は?

手に入れないという恋


対象的ともいえる二つの恋だけど

独身の頃にみたら、少しは感情移入できたかもしれないけど


だけど、今はない。これはない(笑)

恋も愛も、変化しつづけるものだよ。


それに藤代くん、君は精神科医だよね?

患者に手を出しちゃいけないよ(笑)


そんなストーリー中にあらわれた

花のお父さん、(竹野内豊さま~✨)

タケさまの、絶妙な狂気加減サイコーでした。


あんな役柄はじめてじゃない?

すごくよかった✨


で、あのシーンみて

共依存親子かーって

なかなか抜けれんのよなーって

思ってみてました。


なんしか、登場人物が

全体的に病んでる感じがしたのも

移入しづらかったんだとおもいます。


そりゃ、みんな多少苦しみはあるだろうけど

おもい。


まともなの、ペンタックスだけやなかった?



ま、最後二人の女性がつながり

語り合うシーンなんかは

良かったなとはおもったけど


一番の感動はエンドロールに流れる

満ちてゆくでした(笑)


二人のその後を想起させることもできるし

愛とはこういうものだよと

答えをみせてくれるかのような

壮大なラブソングに感動した。


正直なところ、風君の満ちてゆくがなければ

つまらない映画で終わったとおもう。