私の住む町から新宿を目指すと、途中いくつか川を越えるのですが、川を見ると、今となってはいい?思い出があって・・・
数年前、まだ私が
工事会社で働いていたときのこと・・・水門に係わる工事を担当したことがありました。
工事内容はさておき、私のやっていたその頃の仕事の
一つに、現場の「写真撮影」なるものがありました。
その日は工事もほぼ終わり、撮り残した写真を撮りに一人で現場に向かいました。いつものように
水門の駐車場に車を停めて、カメラと工事用の黒板を持って、撮影現場まで歩いて5分少々。水路には堰があり、撮影ポイントはその堰を超えたところにありま
した。堰の高さは1mくらいはあったでしょうか。その頃は慣れていたせいか若かったのか、いつものように軽やかに堰を飛び越えて川側に降りた瞬間!
「あ、
あぁっぁっぁっぁ・・・」
前日雨が降ったせいか、はたまた飛びすぎたのか・・・片足が半分くらい川に落ち・・・
「でも黒
板とカメラは守らねば!」
っという余計な根性が災いし、それらをを守るがために自分はずぶずぶと川の中へ・・・
「まず
い!深そう!足つかないかも!」
という思いから、必死に這い上がろうとしましたが、ドブ川なので足元が滑って上ることができず・・・
「だ
めだぁ・・・」
結局腰までの深さでしたが、なんとか脱出できました。
下半身ずぶ濡れでしばらく途方に暮れてましたが、と
りあえず車まで戻ろうと再び堰を越えた瞬間目についたのは、「変質者注意」の内容の看板と下校中の女子学生さんの群れ・・・
<その
ときの状態>
・ ヘルメットをかぶっている
・ こきたない格好(作業着を着ている)をしている
・
カメラを持っている
・ 下半身が必要以上に濡れている
・ 異臭を放っている
(ちがう!ちがう!そーじゃなぃ!)
通
じるはずもない想いを心の中で叫びつつ、くやしいから堂々と靴をぐっぽんぐっぽんいわせて駐車場まで戻ってやりました。
とりあえず駐車場
で服を脱いで絞り、靴を脱いで中の水を出し・・・
パンツ一丁でどぶ川のにほひに浸りながら、涙で滲んだ夕日を見たあの日・・・
パ
ンツ一丁で車を運転して帰ったあの日・・・
転職することを決意したのでした・・・