日本に生きていると、イディッシュ語にふれる機会はあまりないかもしれません。
イディッシュ語についてちょっと紹介しつつ、ここのところ毎日開いては拾って読んでいる
イディッシュ語のことわざを紹介なぞ。
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イディッシュ語とは、ざっくり言うと「東欧のユダヤ人の言語」という認識です。
もう一つのユダヤ人言語に、ヘブライ語がありますが、ざっくり調べてみると、
・イディッシュ語は比較的新しい言語。東欧ユダヤ人の間で話されていたドイツ語系の言語で、第二次世界大戦のホロコーストによって話者が一時激減した。現在ニューヨーク・ブルックリンのユダヤ人コミュニティではイディッシュ語が主流。
・一方、ヘブライ語は古い言葉で、イスラエル系ユダヤ人に使われる言葉。古い言葉でも
あるので、祭礼などにも使われる。イディッシュ語はイスラエルでは使われない。
ウィキペディアからの引用:
イディッシュ語(イディッシュご、イディッシュ語: ייִדיש、ドイツ語: Jiddisch、英語: Yiddish、ヘブライ語: ייִדיש)は、東欧のユダヤ人の間で話されていたドイツ語に近い言葉である。ユダヤ語とも称される。インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派のうち西ゲルマン語群に属する高地ドイツ語の一つで、世界中で400万人のアシュケナージ系ユダヤ人によって使用されている。イーディッシュ語と表記されることもある。
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私もあまり詳しくはわからなかったのですが、今回なぜイディッシュ語を取り上げたかと
いうと、本棚を整理していた際にみつけたこの本を見始めたからでした。
「イディッシュ語のことわざ1001個」
さっそくいくつかご紹介します。
まずは人生観について:
水の上に油が浮き上がるかのごとく、真実も表に出るものだ。
真実は死なないが、貧乏な人のように生き残る。
妻をハタキで叩いてもシーツは白くならない。
ずっと酢を味わっている人は、甘いものの存在を知らない。
夜7時までに歌え。夜11時までに泣き終われ。
親切は思い出される。意地悪は感覚で残る。
ユダヤ人といえば、お金やビジネスに長けたイメージがあります:
仕事と快楽を混同してはいけない。
節約する者は稼ぐ者より優れている。
選択しない、ということも選択肢の一つである。
財布が大きくなるほど、必要なモノも増える。
ホロコーストの前からあったことわざなのかはわかりませんが、彷彿とさせるものも:
気をつけるべき相手は、敵ではなく友人だ。
雪からチーズケーキを作ることはできない。
兵隊がお互いの気持ちを知っていれば、戦争は起きなかっただろう。
心が苦い時、砂糖は助けにならない。
似て非なることわざもあります。禅問答のようですね:
友は無料で手に入るもの、敵はお金で買うもの。
友はお金で買う必要があるが、敵は何もせずとも手に入る。
沈黙する者は半分だけ愚か者だ。話す者は完全な愚か者だ。
賢い人というのは、半分だけ愚かな者のことだ。
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ということで、今日はここまで。
