モンチェロフの猫 -2ページ目

モンチェロフの猫

プレゼン職人・イラスト描き 英日翻訳

輸入セレクトショップのカルディへ行くと、明るいラテン・ミュージックにつられて
ついついステップを踏んでしまうことがあります。

そういうわたしはかつて若い頃、最盛期のグロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・
マシーンで、すっかり中南米ラテン情緒に魅了されていた、という話。


  



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グロリア・エステファンは、若いわたしにとって、ラテン系美女として憧れのアイコンでした。
憧れだった彼女の切れ長の目、色気のある頬のほくろ。

美しい巻き毛、かすれ気味の独特の声。

加えて、プロモ動画も異国情緒がたっぷりで、ラテン・バンドが絶妙なリズム感で揺れながら
演奏するさまや、美男美女がかわるがわる画面を飾る様子を、うっとりと見てしまいます。

 

 

 

 


グロリア・エステファンは最盛期のツアー中、交通事故により背骨を骨折する
瀕死の重傷を負います。


まだ30代でしたが、医師からは今後、元通りの体も、次の子供を持つことも難しいだろう、と宣言を受けました。

ところが、並外れた意志と復活力で全快を成し遂げ、ステージにも復帰を果たし、
さらには女の子を授かることも叶いました。


その子がEmily Estefan です。

以下は、彼女の両親である、エステファン夫妻が、音楽界の功績を称えられ、
ガーシュウィン賞を受賞した式での模様です。
 

 

お母さんと声がそっくりで、演奏の完成度も高いですね。
ファンのわたしまで、まるで我が子の成長を見るようでした。



===おまけ===

北米の移民系ラテン歌手といえば、個人的にキューバ系移民のGloria Estefanのほかに、
メキシコ系のSelenaも印象が強いので、紹介しておこうと思います。

■Selena(セレーナ)
テハーノと呼ばれる、メキシコ系移民の歌手。
アパレル店やファンクラブの金銭管理等を任せていた友人に着服疑いが起き、
問い詰めたセレーナは銃で撃たれ、致命傷を受けたあげく、23才で死亡してしまいます。

アメリカで生まれ育ち、スペイン語はほんの片言しか話せなかったセレーナですが、
メキシコ民からはテハーノを当時「Hayseed Ponchos(実くずれした田舎もの)」と
見下されていたため、ラテン音楽市場で認められるために、スペイン語を猛勉強したエピソードがあります。

例えば、レコーディングのための曲を練習する際、スペイン語を1語1語、ネーティブの父親と洗いざらい矯正したほど、努力家であります。
 

(このブログでもかつて書きましたが、学校の学習言語が両親の母語と違う場合、
子供は現地生活語に比重がかかり、両親の言語を母語レベルに維持することは自然には難しく、相当な労力・時間・そして本人の努力が必要になります)

 “Tú, Sólo Tú"