旦那が亡くなって6年
今年7回忌
遺骨は遠方の旦那実家のお墓に納骨した。
お墓について2人で話したことは1度だけ。
今住んでいる地域にお墓の建設が出た事があって、森を壊して(森と言ってもおそらく相続税対策で売り出された土地)民間起業が建設計画をしているという。自然を守る会みたいなところが、反対の署名運動をしていて、旦那は断固反対派で署名してた。その時、私は
「そうは言ってもこの辺でお墓ほしい人もいるでしょうし…」
って感じだったんだけど、その流れで、
「パパさん亡くなったらどうするの?お墓、実家になるの?」って聞いたら
全然考えてなくて…
お墓の事を考えていないんじゃなくて
自分がいつか死ぬなんて
全く考えていない
そんな感じだった。
だから当然自分でお墓を買っていないし、その話もそれ以上発展しなかった。
当時は旦那の両親が健在で、
遠方に住んでいて(新幹線で5時間とか)、そちらのお墓は山の上で海が見渡せるような場所にあった。
さらに義両親は、息子が遠くにいるし、自分達がもっと年老いたら山の上で墓参りも出来ないということで、お付き合いのあるお寺に納骨堂を買っていた。すごくしっかりした人達だった。
そして旦那が亡くなったあと、心の整理がつくまで家にお骨を置いていても良かったんだけど、
私が何も考えられず
義母に相談したら、好きにして良いとのこと。ただ、どこでも良いから納骨はした方がいいんじゃないかとは言われた気がする(たぶん)
義実家の山の上のお墓には、旦那のおばあちゃんが眠っている。そのお墓の隣には義母の先祖のお墓がある。旦那の母方のおじいちゃんは、旦那が尊敬していた人で100歳まで生きた人。そのおじいちゃんが亡くなった時に、私が長男を授かって、なんとなく命の繋がりを感じたし、おじいちゃんから漢字一文字頂いて名付けをした。
そんな事もあって、49日法要を義実家のお寺で行ってもらうことにした。我が家はお寺とは縁がないし、法事の手配なんて誰かに決めてもらいたかったのである意味心強かった。
遠方だけど、そこはとても歴史のあるお寺で、住職さんがとても感じが良く(お布施をたくさん取るような寺ではないってことね)なんといっても、お経が、とても素敵だった。
初めて聞くお経だった。まるで唄のようで、納骨の際にはそれだけで涙が出た。
つづきます
次男(小2)が大好きなシリーズ