とりあえず、子供の虫取り網を用意した。
穴があいていたので、縫ってみた。

それをベッドの中から、眺めているもりりん。
完全に傍観者。
参加する気ゼロ。
きびだんごやるぞつっても、絶対に来ない輩。
さ、網は整ったけど、やつらは頭がいい。
そして、昔、母が祖母が言っていたという話をしていたのを思い出す。
「ネズミは頭がいいから、逃げられたら、絶対に仕返しに戻ってきて、
高い洋服をかじったりするから、必ず殺さなくちゃダメ」と。
逃がしてあげようなんて、仏の心を出しちゃいかんのだ。
戦うからには、息の根を止めなくてはならん!
あぁ・・・ムーナ。←以前の家の敷地にいた野良猫 詳細はこちら
ムーナを、この狭い食料庫に放てば、すぐに抹殺して、私のところに首を持ってくる
だろうに。 いらんけど。
そんなムーナは、何処へ?状態なので、私が戦うしかない。
もりりん?
いたわよね、そんな男が。遠い記憶・・・
それにしても、殺すって、どうやってぇぇ?
ムーナみたいに、首は落とせないでしょうよ。
戦国武将じゃないんだっつーの。
血とか無理。病気持っていそう。
なので、バケツに洗剤を入れて、水を張った。
水攻めの準備OK。
午前0時、バケツと虫取り網を持って、いざ出陣!食料庫にね・・・
ドアをちょっと開けながら、物を出す。
物が多くて、身動きも取れない。
そうこうしている間に、またネズミがパニックになり、暴れだす。
そして、ポチャン!
自ら、入水! おめでと~~~~~。

飛んで水に入る食料庫のねずみ。 よっしゃ。
でも、泡の中から、這い上がってこようとするんだよ~~。

きめ~~~~。なんまら、きめ~~~~。

なので、上から網で抑えた。 私の心の中の悪魔降臨!
隙間からも、逃げようとするので、網で抑えながらバケツを回した。
洗濯機状態。
姿が見えなくなったので、外に持って行き、蓋と重し。
1匹完了なり。 かっけー、私w
二つ目のバケツを用意。
もうね、汗だくですよ。
心臓もドキドキ。
そして、再びバケツと濡れた網を持って、出陣。
また少し物を出すw
ネズミの姿を発見したんだけど、やつが暴れるんだよー。
せっまい部屋で暴れて、逃げ場を探して、私の足元にも来るから、
ギャーー!!ギャーーーー!!と言いながら、ジャンプ。
夜中に、食料庫で叫ぶ女。 すっごい絵面だわ。
もりりん?それ誰?状態。
来ないからね。あんにゃろ。
で、ギャーギャー言いながら、網で捕まえて、水に入れたのだけど、隙間から、逃げられた。
濡れネズミを探しながら、また物をどかす。
いたぞーーーーーーー!!!
キャーーーーーッチ!
バケツの中につっこんで、網もバケツもぐるぐる回す。
出てこなくなった・・・・

ひっどいことするよね、人間って。 ←お前だよ。

でもさ、こっちも必死だよ。
人の家に入り込むからこうなるんだよ。
不法侵入はいかん。
バケツは、翌朝まで放置よ。自分では片付けられないわ・・・
寝室のベッドから出てこなかったもりりんに報告。
すげーな、お前。お前、すっげー。
俺にはできん。
とさ。
へへん、どうだい?私の仕事。

きもい写真、ごめんなさい。
翌朝も、フランシスに自慢。
「これは、男の仕事だろ・・・」って言ってた。
私も、そう思うよ。
だけど、ベッドから出てこないんだもん。起きていたのに。
私に、「虫くらいで、キャーキャーいうな」っていうもりりん。
彼は、ゴキブリとネズミが、苦手らしい。
人間には、得手不得手があるんですよ。
ネズミを水攻めして、ゴキブリを踏みつけることが出来ても
私には、キャベツや白菜を洗うことはできないのだよ。
今度から虫で騒いでも、文句は言わせない。
早速、フランシスにネズミ捕り用の薬とテープを買ってきてもらい設置。

ケニアにいると、だんだん強くなるね・・・