武勇伝~I'm a Hero~2 | monchackの日常@どっぷり日本

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2018年より、約17年のナイロビ生活を終え、日本人に戻りました。日々の小さなしあわせ備忘録。

前回のつづきです。



とりあえず、子供の虫取り網を用意した。

穴があいていたので、縫ってみた。笑 余裕かって。

それをベッドの中から、眺めているもりりん。
完全に傍観者。
参加する気ゼロ。
きびだんごやるぞつっても、絶対に来ない輩。



さ、網は整ったけど、やつらは頭がいい。


そして、昔、母が祖母が言っていたという話をしていたのを思い出す。


ネズミは頭がいいから、逃げられたら、絶対に仕返しに戻ってきて、
高い洋服をかじったりするから、必ず殺さなくちゃダメ」
と。


逃がしてあげようなんて、仏の心を出しちゃいかんのだ。


戦うからには、息の根を止めなくてはならん!

あぁ・・・ムーナ。←以前の家の敷地にいた野良猫 詳細はこちら

ムーナを、この狭い食料庫に放てば、すぐに抹殺して、私のところに首を持ってくる
だろうに。 いらんけど。

そんなムーナは、何処へ?状態なので、私が戦うしかない。


もりりん?
いたわよね、そんな男が。遠い記憶・・・


それにしても、殺すって、どうやってぇぇ?
ムーナみたいに、首は落とせないでしょうよ。
戦国武将じゃないんだっつーの。

血とか無理。病気持っていそう。



なので、バケツに洗剤を入れて、水を張った。

水攻めの準備OK。


午前0時、バケツと虫取り網を持って、いざ出陣!食料庫にね・・・


ドアをちょっと開けながら、物を出す。

物が多くて、身動きも取れない。

そうこうしている間に、またネズミがパニックになり、暴れだす。


そして、ポチャン!


自ら、入水! おめでと~~~~~。わーい


飛んで水に入る食料庫のねずみ。 よっしゃ。


でも、泡の中から、這い上がってこようとするんだよ~~。 キモス

きめ~~~~。なんまら、きめ~~~~。
ゲッ



なので、上から網で抑えた。 私の心の中の悪魔降臨!


隙間からも、逃げようとするので、網で抑えながらバケツを回した。

洗濯機状態。

姿が見えなくなったので、外に持って行き、蓋と重し。


1匹完了なり。  かっけー、私w 



二つ目のバケツを用意。


もうね、汗だくですよ。
心臓もドキドキ。



そして、再びバケツと濡れた網を持って、出陣。

また少し物を出すw 


ネズミの姿を発見したんだけど、やつが暴れるんだよー。

せっまい部屋で暴れて、逃げ場を探して、私の足元にも来るから、

ギャーー!!ギャーーーー!!と言いながら、ジャンプ。

夜中に、食料庫で叫ぶ女。 すっごい絵面だわ。


もりりん?それ誰?状態。
来ないからね。あんにゃろ。



で、ギャーギャー言いながら、網で捕まえて、水に入れたのだけど、隙間から、逃げられた。

濡れネズミを探しながら、また物をどかす。



いたぞーーーーーーー!!!

キャーーーーーッチ!



バケツの中につっこんで、網もバケツもぐるぐる回す。

出てこなくなった・・・・ホッ



ひっどいことするよね、人間って。 ←お前だよ。あせ

でもさ、こっちも必死だよ。

人の家に入り込むからこうなるんだよ。
不法侵入はいかん。


バケツは、翌朝まで放置よ。自分では片付けられないわ・・・

寝室のベッドから出てこなかったもりりんに報告。


すげーな、お前。お前、すっげー。
俺にはできん。


とさ。



へへん、どうだい?私の仕事。
水攻め後

きもい写真、ごめんなさい。



翌朝も、フランシスに自慢。


「これは、男の仕事だろ・・・」って言ってた。


私も、そう思うよ。
だけど、ベッドから出てこないんだもん。起きていたのに。


私に、「虫くらいで、キャーキャーいうな」っていうもりりん。

彼は、ゴキブリとネズミが、苦手らしい。


人間には、得手不得手があるんですよ。

ネズミを水攻めして、ゴキブリを踏みつけることが出来ても
私には、キャベツや白菜を洗うことはできないのだよ。


今度から虫で騒いでも、文句は言わせない。


早速、フランシスにネズミ捕り用の薬とテープを買ってきてもらい設置。

ネズミ捕りグッズ

ケニアにいると、だんだん強くなるね・・・