風邪気味だったので、この日は寝てようかなとゴロゴロしていたら『こんな機会なかなかないから、お葬式参加してみる?』とタカさんが声をかけてくれました。
お昼過ぎに葬儀場に集合し、コーヒーや紅茶を頂きながら待ちます。
教会とは違う場所でした。
スペイン語で話しかけられても生徒の皆さんはちゃんと答えられていて、さすが勉強してる人は違うなと感心!
ここで「お葬式」みたいなことをするのかと思っていましたが、ここでは特になにもしません。
ここから棺を乗せた車を先頭にお墓まで約2km、みんなで歩きます
普通の道路を歩くから、後ろには渋滞ができてるけどそんなことは気にしないみたいです。
『どれくらいの人が参加してくれるかで、その人の人となりがわかる』とタカさんが言っていました。
墓地の前でお花を買って、中へ。
この1つひとつに棺が納められています。
あまりお金がない人のお墓だそう。
車が行けるギリギリまで来たら、男性4人くらいで担いで移動し、棺を納める場所を開けた状態待ってくれているので、ロープを使って慎重に納めます。
みんなでお花を供え、娘さんたちや皆さんからのお別れの言葉を伝え、お墓に蓋をして葬儀終了です。
落書きがいっぱい!
あとでタカさんに聞いたのは、火葬しないから人の大きさ分の場所が必要なので、何年(何十年)かすると同じ場所を使うけども、土地不足が問題になっているとのことでした。
今後火葬に切り替えたりしていくのかな?
全く知らない方のお葬式ですが、家族や職場の人に見送られて、すてきな式だったなとおもいました。
日本のように形式ばったことは何もなく、火葬せずに埋める、全く違うお葬式に参加できたことはとてもいい経験になりました。