、というニュースをみました。
いくつかニュースブログに意見を書き込みしていて思ったのですが、
匿名というニュースソースや意見の発言というのは今に始まったことではなく、例えば群集のヤジとか(聴く人の範囲は限定されるけれども)、国会での発言中のアジテーションとか、発言者が特定されない影の声に、私たちが、大衆が動かされることはあったのではないでしょうか?
ただ、現在の匿名メディアはあまりにも公衆の目に晒される機会が多く、その影響力はもはや日本でも無視できないものになってきています。
表現の自由は他者の利益を害することのない範囲で許されるものでありましょう。
そもそも表現の自由は絶対的な自由であって、いかなるものもその権利を侵害されない、という憲法上の権利です。一方で個人の名誉やプライバシーの侵害、根拠のない誹謗中傷があって侵害された場合は民法や刑法でこれを救済する道を用意しています。これは難しい問題ですよね。あるタレントは公開の法廷で侵害を争った訴訟を提起しました。ところが法廷におけるプライバシーの解釈においては公人(政治家や芸能人など)にはプライバシー権は制限させる、というものでした。公人と私人の境界線が曖昧だからなんでしょうか。
かといって芸能人には何をいっても許されるのでしょうか?
わたしたちはひょっとしたら自らこの憲法上の権利を乱用することで、かえって自分たちの首を絞めているような気がするのです。表現の自由に制限を自らもちこむようなことが一旦はじまれば「スパイ活動防止法」や、国益を損害至らしめる情報の漏洩だけではなく、いわゆるタレコミや捏造されたリークによってわれわれが処罰されることになり、現代の魔女狩りにさえなる可能性はあると思うのです。
(個人としては防衛情報保護法なんかはできてもいいと思うんですが。このままだと防衛協力してくれる国がいなくなってしまうと思うのです。現在は自衛隊の内部を規律する法規はありますがココム違反事件のような防衛技術の漏洩については相当に制限しないと某国のミサイルはさらに精度をあげてくるような気がします。長距離ミサイルが完成すれば世界が射程距離にはいってしまい、ミリタリーバランスは総崩れ起こします。なにかおきてからの有事立法では遅いと思うのです。)
話していいこと、悪いこと、その判断は難しいものがあります。
いえ、私たちはいっそ原点にたちかえって、なにか言いたくなったら地面に穴をほって叫べばいいのではないでしょうか?
なにも公衆にさらすほどの価値のある発言など1万の書きこみに1つもないような気がするのですが。