看取って送るということ | 誰にも言えず綴る

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余命宣告された夫は2023年8月、逝ってしまいました。これからどう生きていこうか…。

気温差も関係してるのか、
気が張ってた状態が緩んできたのか、
ダルさが取れない。

振り返れば

看取って送るということに

莫大なエネルギーを使った。

これはリアルに経験して初めて思い知った。


葬儀も、家族葬なのにこんなにかかるの❓と思った。

確かに良心的な葬儀屋だけど…

やっぱりかかる。


ところで
亡くなった時に葬儀屋が決まってないと病院側の紹介を使うことになるらしい。
実際、我が家が契約している葬儀屋が夫を連れて出た時、
駐車場に止まっていた地元の葬儀屋の車がその場を去っていった。

義父がなくなった時は
後妻さんが歳のわりに何もわかってない人で、
市内でも有名な葬儀屋を指名して…
多分その葬儀屋しか知らなかったから…
ずいぶんと高額な見積りを取られて相手の思惑通りだった。

夫の葬儀に関しては、
打ち合わせの前日に息子たちと大雑把に決めていたので慌てなかった。

亡くなる人には申し訳ないが、
余命がわかった時点で
いずれ必要になる事は決めておいた方がいいと思う。
余命が延びても決めた事は無駄にならない。

お墓に関してもそうだ。
もしお墓を用意するならどんな形態にするか、
大まかなイメージだけでも話し合えたら…と思う。
お墓に入る予定の人の希望も聞いてあげて、

悔いのないように整えてあげられたら一番いいと思う。


うちの場合は、
とにかく夫が恨んで化けて出てくるような送り方をしたくなくて…
やれる範囲で整えたけど、
何をやるにしてもタダではないから
すごいセレブな要望をされたら
困ったと思う。

幸い、その辺りは、

好きにしてもらっていい…みたいな雰囲気だったから助かった。


亡くなってから

いつまでに納骨しないといけないルールはないから、

慌てずしっかり用意したらいいと思う。

うちの場合は

納骨式を単独でするのは手間だと思い、

四十九日にまとめたいがために、

亡くなる前にお墓を決めたけど、

別に慌ててお墓を用意する必要はない。

大事な事だし、

ご本人の意見を聞き、

家族でよく話し合うのが良いと思う。


昔からの先祖代々のお墓に入るなら必要ないけど、

最近のお墓事情はガラリと変わってきてるから

これからの人は後悔のないように

しっかり決めた方がいい。


自分が実家のお墓を1人で守ってきて

これがだんだんストレスになってきたから

我が家のお墓選びの条件は

将来ストレスにならないお墓だった。


これからお墓を考えている方の参考に

少しでもなれたら…と思う。