かけがえのない家族 | 誰にも言えず綴る

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余命宣告された夫は2023年8月、逝ってしまいました。これからどう生きていこうか…。

1ヶ月の生活費を改めて見直すと
ワンゲル係数の高さが際立っている。

そうです、
ワンゲル係数❗

我が家の2愛犬、
共に16歳で、
持病の薬、目薬、腎臓ケアの療養食…
バカにならない出費。

かけがえのない家族だから

少しでも長生きしてほしいから

ワンゲル係数が高くても、なんとかやりくりしている。


生前の夫は
単身赴任中に、
お父さんが家に戻れるまで元気でいるんだぞと、
口癖のように話しかけていた。

癌になってからは
お父さんより長生きするんだぞと、
繰り返し言っていた。

愛犬を連れていろんな所へ出かけた。
あちこちの
犬と宿泊できるホテルにも泊まった。

昔から写真嫌いな夫だったが、
癌になってからは、
愛犬と一緒の写真を撮りたがった。
一緒にいた思い出を残したかったのだと思う。

私も愛犬にはいっぱい癒されている。
一緒にひっついていると
伝わってくるぬくもりに
気持ちも安らぐ。

このぬくもりが少しでも長く続くように、

毎日祈っている。


ぬくもりが消えた時のあの感覚を、

こそ以上経験したくない。

どうして命には限りがあるのだろう。

魂が抜けると

肉体はただの器になってしまうんだね。


時々愛犬の体を触って

ぬくもりにホッとする自分がいる。

この子たちも逝ってしまったら…と思うと

やるせなくなる。

大切なものを失うって

立ち直れないくらい辛くなっちゃうね。