想像と違う空気感 | 誰にも言えず綴る

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余命宣告された夫は2023年8月、逝ってしまいました。これからどう生きていこうか…。

面会の時お願いされたこと。

うなぎが食べたいからテイクアウトして次の面会に持ってきて欲しい。

スマホの契約をauに戻したいからauでSIMカードをもらって届けて欲しい。

SIMカード、息子たちにやってもらうことにしてその場はしのぐ。

面会が終わる間際に、
兄貴はどこまで知ってるの❓と険しい顔つきで私を詰問。
全部話してあります、と答えると無言だった。

お兄さんとしっくりいってないのは幼少期から…という執念深い夫。
お兄さんは全然普通に接してくれてるのに、
夫だけが心を開かずずっと生きてきて、
最初の余命宣告の時にさすがに伝えた方がいいだろうと判断して私が連絡した。
すぐにお兄さんが千葉から面会に来てくれた。
それからまた2度目の余命宣告、またお兄さんに連絡。
スケジュールの関係で面会は8月頭になってしまうらしい。

いくら兄弟仲が悪いとは言え、
LINEで近況報告くらいできるのに…

相変わらず病床でスマホをいじり
株価チェックとかやってるのに、
お兄さんには連絡しない。
そして私にどうなってると聞いてくる。
自分のことじゃないの❓
そういう所が理解できない。

余命宣告されて面会も制限されての貴重な家族の時間。
もう少し穏やかに名残惜しんだり懐かしがる時間が流れると思っていたのに…
実際は私の想像とは全く違う空気感だった。

そして
極めつけはSIMカードだった…。