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   理佐said





  叶うことの無い恋を してしまった  。



  女の子同士の恋は 良くある事だけど
  私達は 義理だとしても "  姉妹  "  なんだ  




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 『 理佐 〜 、持ってきたよ 。』


   そう言いながら ゼリーを手に持って
   部屋に入ってくる愛佳 


 「  ありがとう  、」


   好きだと気づいてしまったせいか
   愛佳の顔が見れない  。



 『  理佐  …  ?  』


   そう言いながら 私の顔をのぞき込む  


 「  …  っ  /  」


   顔が赤くなるのが
   自分でもわかるくらい 恥ずかしい



   あんなに 苦手だったのに  、
   好きだと気づいた途端
   " 愛おしい "  という感情が溢れ出す  。



 『  理佐  、もう少し寝てな ? 』


 「  …  ありがとう  、」


   愛佳の優しさだろうか  。
   私の真っ赤になった顔を見て そう言ってくれた 。




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 「  …  おはよう  」


    つぎの日  、もう熱は完全に下がっていて
    すこし楽になったから リビングへと向かう  。



 『  理佐 ! もう大丈夫なの ? 』


 「  うん  、ありがとうね  」


   そう言うと にこっと笑う愛佳 



 『  一緒に 学校行く … ? 』


 「 … え ? 」 


 『  嫌ならいいや  。』



   いつも 言われている言葉  。

   今日はやけに 胸が熱くなる  



 「  なにしてんの 。置いてくよ ? 」


 『  あ ! 待って 理佐  〜  、』



   いつもは  断っていたけど  、
   それに 誰にもとられたくない … って
   思うと断れない  。



   胸が ドキドキうるさい  

   恋って こんな感じなのかな  ?


   


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