
『天保十二年のシェイクスピア』
2月14日(金)マチネ
日生劇場 前方上手
観劇からしばらく経ちました。
色々落ち着いてきたかな。。
いのうえ版で予習したことが、良くもありじゃまにもなり。
流れがつかめていたのは良かったです。
演出の違いは今までも色々大丈夫でしたが
音楽の違いがこんなにも異としてのしかかってくるとは!
歌詞、言葉は同じでメロディーが違うので、
どうしても戸惑いが先に来てしまい。
これはちょっと私、不覚でした。
しかしそれも最初だけ。
でもやっぱりどうしても比べてしまったりして。
いのうえ版はとてもキャラが立っていて分かりやすく、
楽しいところは楽しくメリハリがあって、
エンターテイメントとして大好きです。観る感じ。
初めて劇場で観た、現代の『天保十二年のシェイクスピア』。
より人間味が増して身近に感じられ、
実際の人間ってこうだよな…という感じ。入り込む感じ。
かな…と思いました。
それはそれとして。
オープニングとか、皆で声を合わせての歌は、
声がぼわんと広がった感じがして(主観)
ちょっと歌詞がよく聞き取れないところもあった
(自分の能力)
そのための?両サイドの字幕、
言葉が大事な井上さんの戯曲だからこその字幕
なのかな、でもそれも前方席からはなかなかで(ぜいたく)。
この辺は次の観劇までにしっかりマスターしておきたい。
木場さんが、思っていた通りの存在感とカッコ良さ。
健さんの華。
一生さんのずる賢さ。声色。言葉の力。
そして、終わり方がいいなと思った。素直に心から拍手した。
いのうえ版はちょっと後味悪い感じ、狙ってのことだろうと想像しますが。。
ふうかちゃんはがんばっていたけど、
やはりちょっと色気という点ではもう少し…なのかな(*'ω'*)
かわいいから!!
私結構、沢口さんのお光おさち好きなんです☆メリハリも。
いのうえさんの、出会いの演出も好きだな。
佐吉の場面は初めて観たけど、明るくていいなぁ。
木内くんの佐吉とてもまっすぐで輝いて見えた。
宮川さんの音楽もとてもカッコよくて素敵だったので、
次回はまっさらな状態で心から楽しみ酔いたいと決意してます。
蜷川さんも藤田さんも、演出作品を1作品くらいしか
観たことがないので、先入観も決め事も何もなく、
次回の観劇も本当に本当に楽しみです☆
熱量のぎっしり詰まった素晴らしい公演
ありがとうございました!!!
様々気にかかる今の日々ですが、
大切な人、物、ことを守りつつ、過剰に排除することなく、
皆さまの平穏を心から祈ります

そうそう、余談ですが(*'ω'*)ネタバレですが…。
あの、河岸安か三世次かという寄り合い?の場面。
最初、声ですぐ分かる阿部さんの
振りのキレにばかり見入っていて(*´`)
しば~らくしてからこの端のわけぇの誰だ?と思ったら
健さんだった!!すぐ気づかずごめん!と心で謝った。
そうだ、もうひとつ。
いのうえ版観た時はなぜかあまり意識しなかったのだけど、
今回初めて、こんなにたくさん人死んでたんだな…って。
ずっしり来ました。
演出の違い、方向性の違いで
こういう感じ方も全然違ってくるんだな…って。
(佐吉と浮舟太夫、明らかに増えてはいるのですが)
そだ、もひとつ(..)
いのうえ版では思わなくて今回初めて思ったこと。
親との関係。誰の息子だというのが意味を持つ。
今よりもずっと密で逃れられないもので。
親が何をしていたか、親が誰かで
自分の人生決まってしまう…みたいな。
それに抗う三世次。
シェイクスピアの時代から、作品の中に
ずっと込められていた問題なのかな。。
なんて。
今の自分だから思うのかな…なんて。