つづき。
何から書いていいか分からなくなってきたので、
「好き」を思いつくままに書いてみます。
ヘンリー五世 王の存在
王の白い軍服
フランス皇太子(木下浩之氏) あの味クセになる
フルーエリン(横田栄司氏) ニラニラニラ
醸し出る、技あるゆえの柔らかく自由な空気
観る者の緊張感、心をを解きほぐす感じ
フランス軍軍司令官(鍛冶直人氏)
旗を支えに両足飛び蹴りの王 旗さばき、勇猛果敢、戦う姿
戦い前夜のイギリスフランス両陣営
照明の美しさ、ささやき声、目の前に広がる景色
テントを回る王 手袋のやりとり
小さな声で話せと主張するフルーエリン
誰だ、そういうことを望むのは。
メインの演説よりもこの登場好き(´`)
キタ!って感じ。
キャサリン(中嶋朋子氏)が英語を学ぶシーン。
無垢で純真でのほほんとしたのを想像していたけど、
ここもちょっと違った。
姫は状況をご存知のようで、悲壮感も漂う。苦しくなる。
周りで見守る見えない人たちも面白い。
床布のカサカサも面白い。
ヨーク公、サフォーク伯…
初めて観た時、涙したのはここでした。
叔父上エクセター公浅野雅博さん。
王と叔父上、(席位置から)王の表情と叔父上の背中、
穏やかな声、情景が浮かびただただ涙でした。
あのような状況でイギリスがなぜ勝利できたのか、
いまひとつナゾではあるのですが。。
手袋ネタバラシのシーン。これはもう、お楽しみ♪
ハルったら(´`)イタズラっぽい表情、声色にも嬉しくなります。
突然始まる求婚タイム
始終厳しい表情の王が、ガラッと必死&困惑顔。
一見可愛らしい面白いシーンだけど、実は怖いシーン。
勝者が敗者のものを、欲しいものを強引に奪う。
と解釈するのが正しいのかもしれないけど、
それだけではないと思いたい気持ちもあったりする。
と色々書いてきけど、ほんとは全部好き。最初から最後まで。
ただこの脳みそにすべてを受け取って表す能力がない…。
健さん五世王のカリスマ性、カッコよさが際立っている。
そして全体を通して疾走感。
この作品から、戦争の虚しさとか愚かさとか、
伝わってくるとか伝わってこないとか色々感想を目にしましたが、
当時先生はそれを伝えようと思って書いたのだろうか、
なんて思ったり(..)
当時の人が観るものとして楽しめるようにと書いたのでは、とか
偉い人が喜ぶように書いたのかな、とか思ったり。
それぞれの楽しみ方でよいのかな~と思う。
戦争が愚かなことは、分かり切っている。
演劇を一から、ではない健さんが、
演劇のプロでも最高峰のような方々の中に入って、
新しい風を吹かせている、なんか違う、光の反射の仕方が違う、みたいな。
それが良いのではないかな、と思ったりする。
そうだもちろん、ピストル、ネル、バードルフ、ニム、
ハルの仲間たちとの再会も心温まった。
その後の運命は切なくつらいものだけれど。
年月の移ろい、老い、フォールスタッフは、あの頃のハルは
もういない、、
舞台美術、照明も美しかった。
『ヘンリー四世』はクイーンの音楽が印象的だったけど、
今回は音楽は最小限な感じ。
本当に本当に、センターから、2階からも観てみたかった。
一幕ラスト?(記憶が…)丘に立つ王率いるイギリス軍と
麓のフランス軍の対峙、にらみ合い。
正面から観たかった。
でも、ただヒーローなだけじゃない。
王様だって人間だ。
弱い心もあるし、怖いし、過ちを悔やむ心もある。
あのハルが王になったんだ。人の心の分かる王だ。
そう思いたい。人生を駆け抜けてしまうのだけど。
キャサリンへの本当の想いは分からないけれど、
どんな未来が待っているのか見届けぬまま。
じわじわ、じわじわ来ると思う。
ことあるごとに脳裏によみがえると思う。
あと3公演、『ヘンリー五世』を好きで観たくて集う皆様と
熱い公演を創り上げて下さい!
ありがとうございました☆

