前回、50代白髪問題について呟いた。

今週出社した際に、デスクの並びに座っている別部の課長(50代半ば男性)の印象に変化があることに気づいた。普段から身なりを綺麗にしている人で、体型もシュッとしたままキープ。いい感じに髪もある。

どこが変化したかというと・・・。

グレーヘアだった髪型が、何と真っ黒に染められていた!

おーーー、そうきたか・・・。

男性の白髪染め問題は、女性より難しい。何故なら、女性は普段から肌のお手入れに気を遣いメイクもしているので、顔周りが華やかで黒髪にしてもまだバランスがとりやすい。

だが男性の場合、自然に任せた顔の皮膚は年相応である。全体の調和がとれている時は気にならなかったが、バランスが崩れてしまうと逆に衰えが目立つのだ。髪だけがピカピカに漆黒で、人工毛のよう。かつらのように違和感しかない。

初老の見た目に、不自然でピカピカな漆黒。よく見かける光景ではある。けれど、このバランスの悪さは若造り頑張ってる感が滲み出過ぎて痛々しい。


ずっとグレーヘアーを保っていたのに、何故変化したかというと、どうも同年代男性から「若々しくした方がよい」と言われたらしく、この冗談なのか本気なのか判別のつかない主観的なアドバイスに影響されたという経緯があるらしい。

MONARIKOさんはどう思う?と本人に感想を聞かれ、返答に困った。すでに染めてしまったものに、ネガティブな意見は酷である。

手で👍を示しつつ、うんうん似合ってるよと頷きつつ・・・。「私は前のグレーヘアーも好きです」と言ってみた。


黒染めは、止め時が難しい。

「こっち側に戻っておいで」

と、心の中で呟いた。